2019/05/21 00:00
『デジモンアドベンチャー』20周年記念!新旧プロデューサーインタビュー!!
『デジモンアドベンチャー』20周年記念!新旧プロデューサーインタビュー!!


2020年初春に新たな劇場版の公開が決定し、ますます盛り上がるアニメ『デジモンアドベンチャー』シリーズ。今回は20周年を記念して、2人のアニメプロデューサーにインタビューしてきたぞ! Vジャンプ7月特大号では、「デジモンアドベンチャー」製作時のエピソードや、「デジモン」アニメとしての大事な要素について聞いているぞ。こちらも合わせてチェックだ!

(左)関弘美さん:東映アニメーション所属。1999年から放映された、アニメ「デジモン」シリーズのプロデューサー。
(右)木下陽介さん:東映アニメーション所属。「劇場版デジモンアドベンチャー(仮題)」のプロデューサー。

――お2人の好きな選ばれし子どもとパートナーデジモンの組み合わせは誰でしょうか?

木下:僕は城戸丈とゴマモンです。最初ゴマモンは丈に対してツンとしているんですよね。それが、一度丈を認めたらすごく素直になり、支えていく存在になります。その流れを見たら好きになりました。あと単純に、ゴマモン可愛いですし。
関:私はやはり、アグモンと太一です。アグモンと太一の関わりかたが、物語を作っていく上での核になっていました。設定の色や、しゃべりかた、声優さんを決める成り行きなど、一番付き合いが長くなるので、思い入れも深いです。あと自分でも意外と好きだったのがミミとパルモン。どっちも天真爛漫で、どっちも変わり者で(笑)。

――この先20年のアニメ「デジモン」で、思い描いている展望があれば教えてください。


木下:「こうなって欲しいな」と思うのは、99年当時からこれまで愛してくれた人、見てくれていた人たちが親になって、そのお子さんたちと「デジモン」を一緒に楽しんでくれると嬉しいです。子どもたちも「デジモン」を楽しめる、そんなコンテンツを目指したいですね。
関:20年前の『デジモンアドベンチャー』製作時には、“デジタル”な世界が半歩先にある世界観でした。今では、現実の身近でも多くのものが“デジタル”で構成されています。なので、次の10年20年に作られる「デジモン」というものがあるとしたら、デジタルとアナログの“共栄”みたなステージになるのかなと妄想しています。デジタル世界の進化を妨げないでよりよい世界に行くためのヒントが、きっと“アナログ世界”にある気がするんです。

――『劇場版デジモンアドベンチャー(仮題)』では、木下さんがプロデューサー、関さんがスーパーバイザーということですが、どのような役割で動かれているのでしょうか?

木下:プロデューサーとしての基本的な役割、何かの決定や作品の方向性などは任せていただいています。その決断を関さんが違うと感じたら指摘していただきますし、迷っていたら相談に乗っていただいています。「見守ってくれている」というのが、一番近い表現ですかね。脚本作りのときは、関さんは一番得意で、元々ライターということもあり、バシバシ意見をいただきました。


関:子どもたちとデジモンのパートナーシップと、一言でいうのは簡単ですが、具体的にセリフに落とし込むのは難しいです。皆がボンヤリと想い描いているものを、的確に言ってあげる役割だと自分では思っています。

――新たな劇場版として「進化」する部分はどこでしょうか?

木下:新しい”ガジェット”が出るところだと思います。アニメーションでは時代を反映させるところがあると思いますので、ガジェットもそうですし、時代に合わせた街並みもそうです。そういう描きかたをしたいと思っています。それから、人間は生きていれば社会に出て、コミュニティが広がっていきます。1人の人間として世界が広がっていくように、「物語」も広がるように描きたいです。そういう意味では”進化”していくようにしたいですね。
関:キャラクターデザインの中鶴さんが描く、キャラクターの手足のサイズが変わりました! 大人になって成長して、手足が小さく描かれる様になったんです。ある意味進化ですよね。大人の頭身だと、大きなアクションや芝居ができるようなります。新しい表現が見られるんじゃないかと思います。

――関さん、木下さん、貴重なお話ありがとうございました! 来年の公開が非常に楽しみですね! 

「劇場版デジモンアドベンチャー(仮題)」
公開:2020年初春予定
スタッフ:スーパーバイザー 関 弘美、キャラクターデザイン 中鶴勝祥、デジモンキャラクターデザイン 渡辺けんじ

公式サイト
http://digimon-adventure.net/

撮影:和田篤志

©本郷あきよし・東映アニメーション