ゲーム
2026/08/26 20:00

『ロックマン:デュアルオーバーライド』試遊レポート:トゥインクルガールステージを体験。難しくも爽快感のある、新たな遊び心地のシリーズ最新作

2027発売予定『ロックマン:デュアルオーバーライド』の試遊版を体験。前作の『ロックマン11 運命の歯車!!』が2018年発売だったので、実に9年越しの新作タイトルとなる。システム面などについてまだ不確定な仕様や名称も多いが、わかった範囲で本作のゲーム性を伝えていこう。

ステージ構成の変化

今作のストーリーは、ライト博士が研究所を留守にしているさなか、ロボット博覧会会場でロボットたちの暴走事件が発生したという展開。試遊ではトゥインクルガールのステージを体験することができた。

ボス選択画面はおなじみのレイアウト。今作も8ボス存在するようだ。トゥインクルガールは色鮮やかな花火を自在に操る、見習いエンターテイナーロボット。表舞台で活躍したい気持ちが暴走して花火を操り大暴れしているらしい。承認欲求満たしたさに行き過ぎてしまう現代人のような…。

今作は1つのステージが3ステージ構成に。そのぶん1ステージごとは従来より短めになっている。1つのステージが3分割されているというよりは、場所が異なるステージが3つ用意されている贅沢な構成。試遊では自由にステージを選ぶことができたが、製品版では1→2→3と進んでいくのだろう。

背景の変化も注目どころ。ステージ1はトゥインクルガールに占拠されてしまった博覧会のエントランスエリア。背景は遠景、中景、近景に描き分けられており、奥行き感のあるステージが実現されている。

ステージ2は大型ロボット展示パビリオンのバックヤードを突き進んでいく。トゥインクルガールが見習いエンターテイナーロボットのことで、ステージにも賑やかし演出が度々入る。

ステージ3は夜の博覧会が舞台。夜なので花火映えもするステージである?

今作ではボスのカットインと親の声より聞いたBGMはステージ3の選択時に流れる。まず3Dモデルのトゥインクルガールが登場し…。

最後の2Dイラストがバシーンと表示される、おしゃれでかっこいい全画面演出にパワーアップした。バックにはこれまでのボスカットインで使われていたフィルム風のモチーフも使われている。

カスタムチップ

今作で追加された新要素。さまざまな能力を強化したり性能を変化させたりするなどの効果を持つ「カスタムチップ」を組み込んでカスタマイズできる要素のようだ。

試遊ではステージ開始時に「生存重視」「火力重視」「チップサポートなし」の3つのチップセットから選び、選んだチップセットによって「カスタムアクション」の効果が変化する形だった(恐らく試遊版だけの仕様)。

カスタムアクションはR1ボタンで発動し、使用後にクールタイムが発生して一定時間経過に再使用できる。

生存重視
一定時間敵の弾を防ぐバリアを発動。弾限定ではあるが、避けづらい弾を放ってくる敵が多かったので役立つ場面は多い印象。発動中は弾を防ぎ続けられるが、敵に接触したりギミックに当たったり弾以外の攻撃を受けるとバリアが破壊されてしまう。

火力重視
カスタムチップ発動後、チャージショットが「ダブルチャージショット」に変化。カスタムチップ発動中は時間経過で徐々にゲージが減っていき、ダブルチャージショットを使うとゲージの半分ほど消費する。そのため1回の発動でダブルチャージショットを使えるのは最大2回。火力が大きく向上するチップだが、二連射するぶん硬直は少し長くなる。

カスタムチップなし
カスタムチップ起動でラッシュを呼び出せ、ラッシュコイルによる大ジャンプが行える。これにより少しショートカットしたり、高い位置にいる敵を倒したりする使い方が可能。連発で使用はできないが、クールタイムが終われば再使用可能。従来のロックマン風に遊びたい人のための要素でもあるかも?

特殊武器

倒したボスの能力を使える、ロックマンおなじみの要素。試遊では「ジェットスティンガー」という武器を選択することができた。使用すると武器ゲージを消費するのも従来通り。

ジェットスティンガーは前方へ高速で突進する攻撃で、ヒットした敵を吹き飛ばせる効果がある。吹き飛んでいる敵が別の敵に当たることでもダメージを与えることができた。本来ジャンプで足場を乗り継ぐ必要がある場所をジェットスティンガーで一気に飛び越えることもできるため、移動用途としても活用できる武器。

オーバーライド

敵を倒したり攻撃を受けたりすると画面左上にあるゲージが蓄積していき、1周以上溜まると「オーバーライド」が発動可能。発動するとロックマンのハッチが展開し、ロックバスターの性能などがパワーアップする。火力が大きく向上するため、特にボス戦では攻略の要となりそうな要素。

【オーバードライブの要素(確認できた範囲)】
・ロックバスターが小チャージショットの3点バーストに変化
・チャージショットがダブルチャージショットに変化
・長時間チャージするとファイナルチャージショットを放てる
・発動中は残量ゲージが表示され、攻撃を行うとゲージが減少する
・残量ゲージはオーバーライドゲージの蓄積段階で変化(3段階?)
・効果が終了すると、一定時間カスタムアクションが使用不可能など反動がある
・ファイナルチャージショットを使うと強制解除

ゲージは最大で3周ぶん蓄積でき、蓄積度合いによって発動時の効果時間に影響がある。試遊ではロックマンがやられてしまってもゲージの状況は維持していた。

ゲージが1本以上のときにL1ボタンで発動。ハッチを解放して全身にエネルギーを纏う演出が入る。

発動中はロックマンの頭上に残量ゲージが表示。残量ゲージはオーバーライドゲージの蓄積状況に応じて「半分」「1本」「2本」の3段階が確認できた。ロックマンが攻撃を行うことで残量ゲージが減少していき、0になるとオーバーライド状態が解除される。時間経過では減少しないようだった。

長時間チャージすることで放つことができる、ファイナルチャージショット使用時は発動演出が発生。使用後は強制的にオーバーライド状態が解除されるものの、ボスの体力をごっそり持っていけるほどの大ダメージを与えられる!

オーバーライド終了後は一定時間カスタムアクションが使用不可になり、オーバーライドゲージも蓄積しなくなるデメリットがある(試遊では20秒間ほど)。そのため発動タイミングはある程度見極める必要があるだろう。例えばオーバーライド中にボスを倒しきればデメリットを踏み倒せる。

特殊武器中もオーバーライドでき、特殊武器ゲージを消費せずに攻撃が可能となる。オーバーライド中に特殊武器を解除すると、残量ゲージに関わらずオーバーライドは終了してしまったので使い分けはできなさそうだ。

花火たっぷりトゥインクルガールステージ

花火をモチーフにしたトラップや攻撃を扱う敵がいるステージ。ロックマンらしく、敵の攻撃だけでなくトラップによるダメージや足場からの落下でもプレイヤーを苦しめる。

吹き出し花火タイプのトラップは、噴出と止まるを繰り返すタイプ。止まった時を見計らって進んでいくのだが、簡単にジャンプはさせまいと敵が攻撃してくるのが厄介なのだ。

ここも花火のタイミングだけ見てジャンプしても、上から無限にわいてくる敵に当たってしまいやすし、敵の対処だけに気を取られると着地時に花火に当たってしまう。全体的に対空と対地が噛み合っている場所が多く、タイミングの見極めとロックマンの繊細な操作テクニックが大事。

弾による攻撃が苛烈の場合は、カスタムアクションのバリアを展開することで安全に敵を撃破できる。

チャージショット一発では倒せない敵も、ダブルチャージショットを使えば一回の行動で仕留められる。攻撃のチャンスを与えずに倒せる強みは大きい。

ジェットスティンガーは長い距離を移動しつつ敵も吹き飛ばせるので、本来ジャンプで乗り継ぐタイミングが難しい場所も無理やり突破する使い方もでき、非常に役に立つ存在だった。移動距離を誤って落下してしまうこともよくあったのだが…。

今作はカスタムアクションと特殊武器を適宜切り替えながら使っていくことで、難所が突破しやすくなるバランスなのかもしれない。

おなじみのメットールは3方向に弾を発射。穴を飛び越えようとしたら弾で迎撃されて落下してしまうこともあったので、ザコ敵とはいえ油断できない。

ステージ2に登場する鳥型の敵が落とす花火は地表に着弾すると、3方向にロケット花火が撃ち出される。ロケット花火は弾速が早いうえに角度的にも避けにくい。そのため着弾する前に撃ち落とすのがベストではある。かわいい顔して殺意の高い攻撃をしてくる相手だ…。

ステージ3では下から打ち上げられる花火玉を足場に進んでいくエリアがあり、ここが特に難所であった。花火玉は少し時間が経つと弾けてしまうので急いで乗り継いでいく必要があるのだが、ここでも当然のように敵がジャンプを妨害してくるんですよねえええ。試遊では何度も落下し続け、残機がある製品版だったらクリアできていなかっただろうな…くらいに思った(試遊では残機なし)。

上下に動く観覧車を乗り継いでいく場所では、エイム精度の高い敵が弾をポイポイ投げてくるうえに、あのロケット花火まで飛んでくる。足場が狭いので避けるのも一苦労。こういう場所ではバリアが役立ちそう。体力に余裕があればゴリ押しぎみでいけなくもないが、それはそれで負けた気がしなくもない。

ステージの各所にはリトライポイントが用意されているので、難所でやられ続けても再攻略はしやすくなっている。もしゲームオーバーになってしまっても、1ステージごとは短めなのでやり直しでゲンナリすることもなさそう。

ほかにも各ステージのどこかに2本ずつ「ネジ」が配置されている。過去作ではショップで利用できたアイテムだが、試遊版では特に用途はなかった。

うち1本はロックマンが近づくと額にドクロマークの付いたロボットが持って行ってしまうので、画面外に逃げる前に倒す必要がある。しかし移動速度が早く、耐久もそれなりにあるので急いで倒すのがだいぶ難しかった。逃走先を見越して攻撃を置いておく必要があるかと。

もう1本は取りに行くのが少し大変な場所にあり、落下の危険性がつきまとう。こういう場面ではジェットスティンガーが輝く。一応ネジを取らなければ次のエリアにはすぐに行くこともできる。

ステージクリア時はベストタイムやベストスコアのリザルトが表示。プレイ内容によってスコアの倍率が変わる仕組みのようだ。初クリア時もしくはスコア更新時にはロールちゃんによるお褒めの言葉もあり(ボイス付き)。ちなみに「ファイナルチャージショット」の名前はこの画面で確認できた。

試遊ではNintendo Switch 2の同試遊版も体験。携帯モードでも60fpsが安定しており、PlayStation5版とほとんど変わらない感覚でプレイすることができた。

過去作のボスが復活!?

ステージ1のボスはドンブレスドン。ボス部屋前に登場するロボット(ブレスドン?)の巨大&色違い&ウイング付き。ジャンプによる踏みつけ攻撃と、腹部からロケットパンチを繰り出す。ロケットパンチをジャンプで避けつつ弱点の頭部にロックバスターを当てていく、基本的な立ち回りが練習にもなるボスかも。

ステージ2のボスはアストロマンR。『ロックマン8』や『ロックマン&フォルテ』に登場したアストロマンマンの複製体らしい。『ロックマン&フォルテ』に登場したときも複製体だったので、登場時にロックマンから「また複製されたのか」と突っ込まれている。

ビットが円を描くように回って攻撃しつつ本体がV字起動で突進してくる攻撃が避けづらかった。特に端付近いると逃げ道が塞がれてしまいやすい。

HPが半分くらいになると隕石を降らせる「アストロクラッシュ」を使用。隕石と隕石の狭い安全地帯へと避難していく必要があり、最初はこれを避けるのが大変。こういうのは焦って自分から当たりにいってしまうことが多いのである…。

強すぎるよ! トゥインクルガール戦

道中ずっと難しいと思いながらプレイしていたが、ステージ3に待ち受けるトゥインクルガール、これが本当うううに難しかった!!

ボスの登場時は体力ゲージのティキティキティキティキも健在。トゥインクルガールが「観客ひとりのステージも乙なものね、イーーッツショーターーーイム!」と掛け声を出してバトルスタート。

トゥインクルガールが斜め前方にジャンプして放つ弾は少し飛んだあと、8方向に拡散する。真下が危険のため前か後ろに避けようとしても、距離感が掴めないうちは引っかかりやすい。もうこの段階でキツイいんですけど?状態だった。

ジャンプ後は真下への踏みつけ攻撃も行う。こちらはスライディングで避けやすくはあるのだが、ジャンプ時に弾と踏みつけどっちだ?となって位置調整を間違えやすかった。ただ弾と踏みつけで一応ジャンプ距離の違いはある。

地上からはねずみ花火のように回転しながらの突進攻撃も行う。この攻撃を壁にぶつけることでトゥインクルガールがスタンし、反撃チャンスになる。ただ攻撃の発生が早く、接近時に弾と踏みつけ意識で上を見ていると、突進時に反応が遅れてダメージを受けてしまいがちなところもあった。まるでスト6をプレイしているような…。ちなみに攻撃パターンは固定ではなかった。

トゥインクルガールのHPが半分くらいになるとオーバーライドを発動し、大技を繰り出すようになる。ここがまた鬼門なのである!!

上空に飛び上がり、右→左→右の順で拡散射撃を放ったあと、画面全体に花火を落としてくる。射撃間隔が短く落ちてくる速度がまあまあ速いので、あらかじめどこに避けるか検討をつけていないと慌ててヒットしてしまいやすい。あとスクリーンショットを見たらトゥインクルガールがめっちゃ笑っていたのに気づいた。プレイヤーは顔面真っ赤です。

これで終わり…と思いきや、真下へ向けて踏みつけ後、大炎上して左右へ向かって火花が走る。落下花火の安全地帯であるトゥインクルガールの真下にいると、踏みつけ攻撃後の炎に当たってしまいやすい。さらに火走りが波を打つような形で高さがあるため、ジャンプで避けるタイミングがシビア。これが一生避けられなかったのだ。ティウンティウン…。今作はもしや死にゲーなのか…!? 何度も挑戦して避け方を覚えていくタイプかもしれない。

安定して攻撃を避けられるようになってくれば、オーバーライドを使って超火力を叩き込むチャンスを見極めやすくなり、一気にボスを倒せる爽快感もありそう。そういう意味では「一見ハードル高いけど、慣れると気持ちよく遊びやすい」という、近年流行りのタイプであるかもしれない。

道中もカスタムアクションと特殊武器を使うことで難所を突破しやすい部分もあるので「苦手な人でも攻略しやすくなる手段」が用意されているように思う。これまで本家ロックマンシリーズは硬派なゲームの印象があったものの、今作はそういった部分に加えてビジュアル面でのキャッチーさもあり、カジュアルに遊びやすいタイトルになったかもしれない。ロックマンの本家シリーズ未経験者でも楽しくプレイできそうな予感がする!

おわり

ロックマン: デュアル オーバーライド
■発売日: 2027年予定
対応ハード: Nintendo Switch 2 、Nintendo Switch、PlayStation5、PlayStation4、XBOX Series X|S、XBOX on PC、XBOX One、Steam、Epic Games Store
ジャンルアクション
©CAPCOM

※画面は開発中のものです。実際の使用とは異なる部分がございます。

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