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2025/07/03 11:00

『ドラゴンボールZ KAKAROT』追加シナリオ「-DAIMA- 魔界の大冒険! PART1」試遊レポート

悟空体験アクションRPG『ドラゴンボールZ KAKAROT』より、7月17日に配信される有料DLC「-DAIMA- 魔界の大冒険! PART1」の先行プレイレポートをお届け。

「-DAIMA- 魔界の大冒険!」はアニメ『ドラゴンボールDAIMA』の世界を体験できる2部構成の追加シナリオになっており、PART1ではタマガミ・ナンバー・スリー戦まで描かれる。
※KAKAROT本編をクリアしなくてもプレイ可能。

・歩いて魔界を冒険! 宝箱や浮島など様々な探索要素 
・薬虫で回復、スカイシードでファストトラベル 
・ゲームオリジナル! パンジの自室が見られる 
・バトルは地上戦! 「群集バトル」も展開 
・「状態異常」の要素が追加

魔界の探索要素

試遊では第3魔界へ訪れたところからスタート。悟空(ミニ)がお腹が減ったということで、一度陸へ降りることになり、1人では放っておけないと界王神(ミニ)とグロリオが同行することになった。

魔界では空気が重い関係で、地上を歩いて探索していくことになる。舞空術が使えず、陸地を移動していくというのは本編と特に違いがある部分。

悟空が如意棒を持ってきた経緯については、悟空の口から界王神へ語られる展開になっており、直接は描かれないシチュエーションでも理解しやすようになっている。

本編同様、魔界でも狩猟、釣り、料理が行えるほか、様々な探索に関する要素が加わっている。

■宝箱
この世界の各地で宝箱を発見することができる。宝箱には通常とレアの2種類があり、宝箱からでしか入手できないアイテムもあるようだ。

フィールドで見かけることができる「ひびの入った岩」は気弾で破壊でき、壊した先の洞窟の中には宝箱が隠されていた。

エリアマップで宝箱の総数と獲得数を確認することも可能だ。コンプリートを目指してみたい。

■薬虫
アニメで悟空が購入していた「薬虫」もアイテムとしてゲームに登場。フィールドでの採取やショップからの購入で入手することができる。

アニメで名前が登場した「クサクサ虫」。使うと体から異臭を放ち、フィールドにいる敵が逃げるようになるという効果を持つ。

状態異常(後述)を回復できる「アチチ虫」「ズツー虫」もアニメで登場した薬虫。体力回復アイテムとしては「元気虫」「活力虫」の2つが確認できた。入手した薬虫はアイテムパレットにセットすることでバトル中に使用できるようになる。

■浮島
第3魔界には「浮島」が点在しており、「浮島ポイント」という場所から浮島へ向かうことができる。

浮島では少し貴重なアイテムが入手しやすいようで、薬虫を採取できたり、宝箱を発見したりすることができた。中には魔人が住んでいる浮島も。

■魔界のウワサ
フィールドの様々な場所にある「魔界のウワサ」を調べると、会話イベントが発生して魔界のことなどについて詳しい情報を知ることができる。いわば設定を深堀りできる要素。

この白く光っている柱が魔界のウワサがある場所。

薬虫を売っているショップ付近にある魔界のウワサを調べると、店員から薬虫に関する話を聞くことができる。魔界についての知見を深めていこう!

■スカイシード
ある程度ストーリーを進めると、スカイシードを使ってファストトラベルが可能に。スカイシード乗り場から別の乗り場まで瞬時に移動ができるようになるのだ。乗り場は一度アクセスすることで開放されるが、中には敵に占拠されている場所もあり、その場合はバトルに勝利することで利用できるようになる。

猛スピードで飛行するスカイシード。界王神様は苦手なようで、怯える姿が見られる。

■パンジの部屋
ゲームオリジナル部分も用意されており、カダン城からはアニメでは描かれていなかったパンジの部屋へ行くことができる!

パンジは機械いじりが得意なだけあって工具や作業台、壁にはたくさん発明のメモ書きのようなものが貼られている。本や段ボールもそこら中に積まれており、全体的に散らかり気味。

パンジの部屋にある魔界のウワサからは、パンジが作った発明品やトカゲの抱き枕について知ることができる。

ちなみに部屋の壁にあるドクロマークが、パンジが使っている寝袋に描かれているものと同じ。

ほかにも本編同様、第3魔界でも「サブストーリー」が発生する。ストーリー進行には影響しないが、達成することで経験値やDメダルなど貴重なアイテムを獲得できる要素だ。

町の周辺ではカダン王や魔人の子どもからのサブストーリーを受注できた。魔人の子どもが仲良しというアオという名の生き物は一体…?

バトルの要素

舞空術が使えない関係で、バトルは地上戦。地上戦は本編にはない要素で、DLC「追加シナリオ:波乱の天下一武道会」ではじめて実装された。空中にいる時と違って上下移動のふわふわとした動きがなく、通常の移動速度が速いこともあってキビキビ動かしやすい。よりスピード感のあるバトルを体験できるかと思う。R2ボタンでジャンプが可能で、空中から必殺技を放ったり、相手の飛び道具を避けたりなど、攻防ともに活用できるアクションになるだろう。

悟空の格闘コンボの後半は、伸ばした如意棒を振り回す爽快な攻撃。必殺技でも如意棒を使った攻撃や、本編では使えなかった太陽拳も使用可能となっており、これまでの悟空と異なるアクションが楽しめるようになっている。

界王神とグロリオはサポートキャラクター、パンジはゲストキャラクターとして参加。ゲストキャラクターは直接戦闘には参加しないが、画面外から時折自動的に必殺技を使って援護してくれる。

必殺技の習得方法は本編と同様。悟空の場合、習得条件を満たしたあと修業場から戦闘に勝利することで新たな必殺技を習得できる。

サポートキャラクターの必殺技は序盤の段階だと、界王神は悟空の体力を回復する「ゴッドキュア」、敵を一定時間拘束する「ゴッドバインド」、複数の敵に追尾弾を放つ「ジャッジバレット」を、グロリオは落雷を発生させ相手を麻痺させる「フラッシュボルド」、ガードブレイクダメージの高い「雷光閃蹴撃」を使用することができた。

ゲストキャラクターも必殺技の習得、セットが可能。パンジは全員の体力を回復する「回復弾」、スタンダメージの高い「ワサビ爆弾」、炎上状態にできる「トウガラシ爆弾」の3つを習得でき、うち1つを必殺技パレットにセットできる。界王神とパンジは体力回復できる技があるので、薬虫の消費を抑えたいときに便利になるかも。

■状態異常
バトルに関連した新要素として「状態異常」が新たに追加。状態異常は「炎上」「毒」「麻痺」「頭痛」の4種類がある。

炎上:一定時間中程度のダメージを受け続ける。
:一定時間少しずつダメージを受け続ける。効果時間が長い。
麻痺:一定時間ごとに身体が痺れるようになる。
頭痛:一定時間少しずつ気力が減り続ける。

状態異常は時間の経過か対応の薬虫を使用することで解除が可能。試遊の範囲で確認できたのは、炎上と麻痺の2つで、敵だけでなく味方の攻撃で相手を状態異常にすることもできる。

状態異常が発生するとキャラクターアイコンの下に状態異常のアイコンが表示される。試遊で度々受けることがあった炎上による総ダメージは大きかったので、薬虫の所持は優先しておきたいと感じた。炎上状態ならば「アチチ虫」を使用することで解除できる。

群集バトル

PART1ではストーリー進行に伴うバトルなどで「群集バトル」も発生する。群集バトルも本編にはなく、DLC「新たなる覚醒(後編)」で登場した要素だ。

カダン王が悟空の実力を確かめるために腕試しさせるのが最初の群集バトル。ここではサポートキャラクターが使用できないため、いきなり大変なバトルであった…。

一度に大量の敵が押し寄せ、画面左上に表示された数をすべて撃破すると勝利となる。敵の攻撃が四方八方から来るため通常のバトルよりも難しめで、位置取りや素早い判断力も重要になってくるかも。特にオプションで「バトル中のスローモーション」をオフにするとかなり忙しいバトルになるかと。そのぶん歯ごたえがあり、大勢の敵をなぎ倒していく爽快さもある。

如意棒による攻撃はリーチが長いため、大勢の敵を巻き込みやすい。必殺技の「激烈棒打」は素早く横に薙ぎ払う単発技で、目標の周囲にいる敵をまとめて吹っ飛ばせるので群集バトルでは活躍した技だった。

敵を一定数倒すごとに赤いオーラを持つ敵が出現。他の敵よりも手強いため、特に注意しなければいけない相手となる。

サポートキャラクターがいない群集バトルでは、敵に攻撃を命中させると「Zブラストゲージ」が溜まっていき、Lv1~3まで溜めると「Zブラスト」を発動できる。Zブラストは確定ヒットの大ダメージ技かつ、一度に多くの敵をまとめて倒すことができる重要度の高い技。レベルが高いほど倒せる数も増加するため、Lv3まで溜めて一気に撃破数を稼ぐか、それともLv1~2で現在の状況を打破していくかといった選択肢がある。

サポートキャラクターがいる群集バトルでは、味方2人のサポートゲージが最大になると連携技「Zコンビネーション」が発動可能。大ダメージを与えつつ敵をまとめて倒すことができるのはZブラストと共通だが、こちらは現在のコンボ数に応じて倒せる数が増加する。溜まったらすぐに使用するか、できるだけコンボ数を稼いでから使うか悩ましい部分。

サポートキャラクターの必殺技アシストはとても頼りになり、群集バトルをうまくさばいていくのにはかかせない存在。回転率がいいためこまめに使用していける。必殺技アシストを使いこなしながら闘えれば、味方との共闘感もひとしお。

憲兵に占拠されているスカイシード乗り場の開放は群集バトルになる。試遊では推奨Lv.66の場所にLv.62で挑んでみたらあっさりやられてしまったので、相応に育成やアイテムが必要になりそうだと感じた。

群集バトルで登場する「憲兵隊支援兵」や「憲兵隊特務兵」が仲間の強化や回復を行うため、特に厄介な相手であった。こういった敵を早めに倒していくのが素早く撃破する鍵になるが、乱戦状態だと同じ敵を狙い続けにくい状況が出てくるときもある。

グロリオとのバトル

洞窟でミノタウロスと出会ったあと、どちらがミノタウロスを倒すかが発端で始まる悟空とグロリオのバトル。試遊の範囲では、修業場を除きこれが唯一の1対1の闘いだった。

界王神が「並の魔人ではない」と評価するだけあって、雷魔法による多彩な遠距離攻撃を行うほか、素早く突撃する格闘攻撃も得意とする。今回の試遊ではレベル上げや必殺技の強化もあまりしていなかったこともあって、相手から受けるダメージが大きく、こちらはあまり大きなダメージを与えられないといった状況で、かなり手強い相手であった。

グロリオの体力を0にすると悟空が超サイヤ人となるイベントシーンへ。直後にグロリオと2戦目のバトルが開始される。

2戦目では常時超サイヤ人状態でいられることもあってか(本来変身中は気力を消費し続ける)、1戦目とは一転してこちらがだいぶ圧倒することができた。アニメと同様の体験をした気分。

グロリオを倒したあとは、本作のウリでもあるド派手なムービーシーンを見られる!  

試遊範囲の最後は集落での群集バトル。グロリオ戦後からフォームチェンジで超サイヤ人に変身できるようになるため、より攻撃的に立ち回ることも可能に。このバトルを終えたあとは飛行機に乗ってタマガミのところへ向かうことができるようだ。

ここまででだいたい2時間30分くらいのプレイ時間だったが、探索やサブストーリーなどメインの進行以外はほぼ飛ばして進めたため、本来ならもっとじっくり遊ぶことができる。むしろ探索しないと勿体ない!

ということでPART1では第3魔界の探索を筆頭に、悟空(ミニ)のアクションと群集バトルも目玉の要素かなと思った。特にこれまでのDLC未プレイのユーザーだと、地上戦が新鮮に感じられるかと思う。アニメで見たDAIMAの世界観をそのまま冒険できる感覚と、より楽しさが増えたバトルも味わえる内容になっているぞ!

おわり

『ドラゴンボールZ KAKAROT』追加シナリオ「-DAIMA- 魔界の大冒険!」
配信日|PART1:2025年7月17日 PART2:未定
価格|各単体:2,200円 PART1&2パック:3,960円

©バード・スタジオ/集英社・東映アニメーション ©Bandai Namco Entertainment Inc.

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