ゲーム
2024/06/04 23:00

『ELDEN RING(エルデンリング)』DLC『SHADOW OF THE ERDTREE』試遊レポート:冒頭から2つのダンジョンとボス戦を体験

褪せ人よ 愚かな野心の火に焼かれ お前もまた、エルデンリングを求めるのか?

褪せ人の皆さん、こんにちはあるいはこんばんは 。狭間の地でいかがお過ごしだろうか。この度は6月21日(金)に発売される『ELDEN RING』のダウンロードコンテンツ『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』の試遊会に参加してきたので、そのご報告となる。

本作では“影の地”を舞台に、ミケラをめぐる物語が描かれていく内容だ。

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ミケラとは

ミケラについては本編中ではっきりと語られる描写はなく、謎多き存在。登場人物のセリフやアイテムのテキストから判断するとおおよそ以下のような人物である。

マリカとラダゴンの子どもで、マレニアとは双子。
その生は脆弱で、ミケラは永遠に幼い姿、マレニアは腐敗の呪いがかかっていた。
マレニアはミケラを「兄様」と呼び、「もっとも恐ろしい神人」とも称している。
あらゆる者から愛することを“強いる”ことができる。
聖女トリーナと同一人物ではないかと思われ、儚い少女でも少年であるという。
デミゴットの中でミケラ、マレニア、ラニが二本指から次代の神の候補に選ばれた。
ミケラは聖樹に宿ろうとしたが、完全な宿りを前に血の君主モーグに連れ去られ、モーグウィン王朝に囚われてしまった。
モーグはミケラを神とし、その伴侶として王となることを夢見ていた。「ミケラは、私のものだ

見た目は幼く、男でも女でもある存在。オープニングではモーグに連れ去られているところと思わしきカットと、ゲーム中ではモーグウィン王朝の神殿にある繭の中から、枯れ果てたミケラの腕が確認できる。モーグがミケラにぞっこんだったのは、ミケラの「愛させる」能力に影響されたためであろう。ただミケラが意図的に能力を使ってモーグにさらわせたのか、意図せずそうなってしまったのかはわからない。(ユーザーの間ではどちらの考察もある)

そしてDLCのイメージアートでは、影の地で霊馬トレントに乗るミケラの姿が描かれている。ミケラはどういった目的でこの地へ来たのだろうか…。

 

※試遊では開発中のゲームデータを使用しております。
※本記事は試遊した時の動画からではなく、メーカー提供の画像や動画の切り出しを使用しております。そのため参考画像がない箇所もありますのであらかじめご了承ください。
※記事後半にボスの行動についての情報も含まれております。完全初見で攻略したい方は閲覧にご注意ください。

ミケラの十字で新たな登場人物と出会う

試遊ではレベル150の戦士タイプ、騎士タイプ、魔術師タイプのセーブデータが用意されていたので、筋力が高めのステータスになっていた戦士タイプを選択。モーグウィン王朝のミケラが包まれている繭がある神殿からスタートし、繭の近くにはレダというミケラと関連性のある人物が立っていた。彼女の言うとおり枯れたミケラの腕に触れると影の地へと突入する。

影の地は雲が空を覆うどんよりとした雰囲気で、あちこちに実体のない墓がある。道中では黒い霊体のような人型の敵が多く見られ、他にも兵士・騎士系、亜人系、犬系、上の画像にいる巨大な松明のような巨人などが確認できた。

敵から受けるダメージは全体的に高く、生命力55あっても一撃で3~4割以上は持っていかれるほど。こちらも数発で倒せるダメージではあるため、タフさはそれほど感じなかったものの、油断していると一気にHPを持っていかれてしまう。この先さらに厳しい戦いが待っていそうだ…。おお、強きV龍よ…その力を、我に…

そして影の地でも祝福をめぐりながら探索していくことになるが、ほかにも「ミケラの十字」という光る柱が各所にある。そこでは新たな登場人物たちから、本人の経歴やミケラとの関係性について話を聞くことができた。ストーリートレーラーの映像でもミケラの十字に集まる人物たちの姿が確認できる。

「加護」で攻撃力やカット率をアップ!

さらに影の地では、プレイヤーや霊体のダメージを減らすための「加護」という強化要素が用意されていた。

影樹の加護
アイテムの「影樹の欠片」を使うことで、影の地限定でプレイヤーの攻撃力とカット率がアップする。確認できた範囲では欠片はミケラの十字がある場所に落ちており、強化に必要な数は2個ずつだった。強化していくほど必要数は増えていくのかも。

聖灰の加護
アイテムの「聖灰」を使うと、影の地限定で霊体と霊馬のカット率を高められる。聖灰はダンジョンで入手できた。こちらは1個で強化できた。

どちらも聖杯のように祝福でのメニューから強化可能。被ダメージがきついと思ったら、加護のレベルを上げてなんとかするべしというバランスなのかもしれない。ただ1回上げたくらいではそこまで効果が実感できるというほどでもなかったかも。

追加された8種の武器種

本作では新たに逆手剣軽大剣投擲剣大刀格闘獣爪調香瓶刺突盾の8種の武器種が追加。試遊ではあらかじめそれらの武器種が最大強化済みで用意されていた。どの武器種も個性的な性能で、特にモーション全般がかっこいい作りになっている。また、追加された8武器種以外にも、斧、大槌、槍に投擲アクションが追加された「流紋」という武器も追加されているので合わせて紹介。

※6/5 6:30追記 武器種カテゴリの認識が間違っていたので関連箇所をまとめて修正しました。まことに申し訳ございません。

逆手剣
大きく反った剣を逆手持ちで扱う武器種。両手持ちにすると二刀流になり、左右による攻撃で素早い連撃を繰り出せる。攻撃を振るまでにちょっと間があるが、振る速度は速い。逆手に持つ関係上リーチはそれほど長くないものの、攻撃範囲は広めで扱いやすかった。

戦技「死角の一撃」:相手の側面へ素早く回り込んで一撃を加える。回り込む方向はスティック入力で調整可能。正面に来た攻撃を避けつつ攻撃できるなど、差し込み性能が高く使い勝手がよかった。ザコ戦からボス戦まで活躍できる。ただ攻撃後は密着に近い状態かつ硬直が少しあるので、むやみに使うと反撃を受けやすい部分もあった。

軽大剣
リーチの増した直剣というイメージで、火力はほどほどだが動作が素早く癖もないので汎用性が高い。両手持ちのジャンプ強攻撃がジャンプ攻撃→着地と同時に攻撃する隙の生じぬ2段構えになっており、素早く空中→地上へと攻撃しつつ移行できる便利な技だった。モーションが全体的にスタイリッシュ。

戦技「肩翼の構え」:肩翼キャラが翼を広げるときによくやる腕を水平にびしっとする構えをとり、通常攻撃で三連撃、強攻撃でジャンプ突きに派生。ジャンプ突きがそこそこ前に届くので少し離れた相手への先制攻撃に活用できる。敵との距離に合わせて攻撃を選べる戦技。

ちなみに試遊中では新武器種の中で軽大剣だけ道中で見つけることができた。

投擲剣
短剣を投げナイフのごとく素早く投擲する武器種。…なのだが試遊では装備を見落としていて使いそびれてしまった…。映像を見る限り両手持ちで左右に装備でき、コンボのように連続で投げることができようだ。差し込み性能がよさそう。

大刀
でかい刀。背中に大きな鞘を背負う。大剣のように肩に担ぎ、振る速度は少し遅いがリーチがある攻撃を繰り出す。刀と同じく出血効果もあり。

戦技「大上段」
:上段の構え(刀を頭上に振り上げる構え)をとり、通常攻撃で踏み込み斬り下ろし、強攻撃で連続振り下ろしに配生する。こちらも距離に応じて使い分けられる戦技。

格闘
打拳と蹴りによる華麗な拳法で戦う武器種。両手持ち操作で左右の拳を使う状態になり、攻撃回数が増加。モーションがかなり素早いこともあって、短い間に連撃を叩き込める。しかしリーチの短さから、敵に肉薄する必要があるのはこのゲームでは勇気が必要。特にボス戦では使いどころが難しかった。両手持ちジャンプ強攻撃の空中回し蹴り→かかと落としの二連撃がかっこいい。

戦技「落葉旋風脚」:1stトレーラーでも印象的だった空中連続回転蹴り。発生が早めなので、相手の攻撃に割り込みながら叩き込みやすい。ただ全体モーションが若干長めなのもあって、相手が怯まないと反撃を受けやすい点はある。

獣爪
非常に素早い速度で飛び跳ねたり左右に移動したりしながら爪で斬り裂く。初撃が前方に飛びつきながら攻撃するため、少し離れた場所からでもインファイトに持ち込める。ややモーションに癖はあるが、格闘に比べて少しヒットさせやすい印象。こちらも両手持ちで左右攻撃に。

戦技「赤熊の狩り」:その場で勢いよく切り裂いて多段ヒットする真空波を発生させる。2回まで追加入力可能。動作が少し遅くリーチが短めなので当てるのが難しかった。置き技感覚で使うといいだろうか。

調香瓶
小さい2本の瓶を指の間に挟んだ状態で香粉を振り撒き、広い範囲に火花を散らして攻撃を行う。FPは消費しない。両手持ちで左右に装備し、より攻撃範囲が広がる。あまり踏み込まずに攻撃するので、ゆっくりこちらに近づいてくる敵に大して攻撃を置いておく感じで使うと有効な印象だった。特にチャージ強攻撃が回転しながら周囲に振り撒き、より前方にも届くので多数相手の迎撃に向く。どちらかというと魔術のようで、他の武器種と比べてなかなか異色。そのぶん使っていて面白さがある。

刺突盾
盾と槍が組み合わさった形状の武器で、攻撃とガードを同時に行える。攻撃時の盾を正面に構えている時にガード判定があると思われ、被ダメージを抑えつつ攻撃をねじ込める(カット率が100%ではなかった)。と言ってもタイミング合わせるのが難しく試遊では全然使いこなせなかったが…。

戦技「盾攻撃」:盾を突き出して叩く打撃攻撃。3回まで追加入力可能。

流紋武器
武器を投擲して攻撃できる、既存武器種の新アクション。試遊では斧、大槌、槍の3種が用意されていた。強攻撃2種で武器を投擲でき、射程はそこそこ長く、弾数を気にせずに使っていける。ただし投げる前後に少し隙があるので接近されると危険。遠距離対応技以外は近接攻撃(恐らく既存武器と同一モーション)となる。

流紋斧
強攻撃とジャンプ強攻撃で斧を投げる。発射までにやや間があるが、釣り出しや接敵するまでの牽制に活用しやすかった。流紋斧は特にジャンプから出すことで移動を兼ねながら投擲できるのが便利。前隙もごまかせる。投擲主体の立ち回りもしやすいが、単純に投げても避けられてしまう場面や、よく動く敵には外れてしまうこともちょいちょいあった。連発するとすぐにスタミナがなくなる。

流紋大槌
強攻撃とダッシュ強攻撃で投擲。強攻撃は大槌を体を回転させて振り回した後に勢いよく投げる。ハンマー投げの動作を想像してもらえるといい。投擲主体の立ち回りは向かないと思うが、近い位置にいる敵に強攻撃の前半の振り回しで倒しつつ、離れた敵に投げた大槌を当てるといったこともできた。狭い通路で役立てそう。大物をぶん投げる気持ちよさもあるのでは。

流紋槍
強攻撃とダッシュ強攻撃で投げ槍の要領で投擲する。強攻撃で離れている敵に牽制しつつ、近づいてきたら突きモーションでリーチのある通常攻撃や戦技「貫通突き」などで迎撃するといった安定感のある動きがとりやすいかも。

手強いダンジョンとボス

今回の試遊では影の地突入地点から近場にある「塔の街、ベルラート」と「エンシスの城塞」の2つのダンジョンをプレイ可能ということで、早々にそちらへ向かうことにした。

塔の街、ベルラート
レガシーダンジョンと呼ばれる大規模なダンジョン。ベルラートに繋がる大きな階段の前ではモーグに仕えていたというアンズバッハや、アイテムを販売してくれるムーという人物とも遭遇できた。

今回は試遊時間の兼ね合いもあって探索はせずボスに向かうことを優先。道中の敵は例によって手強いのだが、ひたすら逃げながら上を目指して行ったら、比較的手早くボスの手前までたどり着けた。魔術学院レアルカリアでボスまで突っ走った時と同じような感覚かも。

フィールドやダンジョンで新しく入手できたアイテムとしては、従騎士の製法書、大きなヒビ壺、王家の魔力脂、影の地のルーンといったものが確認できた。王家の魔力脂は武器に魔力攻撃力を付与するもので、効果内容自体は魔力脂と一緒。上位互換版だろうか。紐付き版もあり。影の地のルーンは【2】で1万ルーン入手できる。ほかにも雫の幼生の色違い版も入手できたが、テキスト内容は雫の幼生とまったく一緒だった。

ボス:神獣獅子舞
登頂部に待ち受けていたのは、トレーラーにも登場していた獅子舞みたいな見た目のボス…と思ったら名前もそのまま「神獣獅子舞」。グルングルンと体を振り回しての攻撃や、周囲にブレスを吐き散らす広範囲攻撃、獅子舞らしく頭からガブガブ噛みついてくるガード不可攻撃などを繰り出してくる。さらに異なる属性を切り替えての攻撃も行ってくるなど、行動バリエーションは多彩。全体的に動きが素早いのと、範囲攻撃が多いため接近するタイミングが掴み見づらい相手だった。

ボス部屋の手前ではミケラの十字で出会った「赤獅子、フレイヤ」の召喚サインがある。獅子対決…! ボスに苦戦する場合はNPCと遺灰に手伝ってもらうのがセオリー。DLCのボス戦でも呼び出せることができてよかった。

ということでフレイヤを召喚しつつ、新しく追加されていた、大槌と盾を持った騎士の遺灰(名前をメモり忘れました、ごめんなさい)を使っての突破を試みることに。特にフレイヤがかなりタフなため、頼りになる存在。これはフレイヤが生き残っているまでいかにHPを削れるかにかかっているぞ…! 

暴れまわるような動きと範囲攻撃でなかなか攻めづらく、2発くらい攻撃を受けると倒されてしまうので、やられる時はあっさりやられてしまう。中でも噛みつき攻撃は非常にダメージが高い。後半なかなか押し切れずにやられてしまうことが続いたが、ふと流紋武器の遠距離攻撃が有効ではと思い戦略を変更。

とにかくダッシュで逃げ回りながら流紋斧の強攻撃・ジャンプ強攻撃で離れた位置からチクチク攻め、強靭を削ったら急いで近づいて致命、近距離で攻撃を避けたら1~2発当てて離脱という安全重視の立ち回りに切り替えたら結構感触がよかった。その作戦にしてから2~3回目くらいの挑戦で、フレイヤが倒されてしまった直後くらいになんとか突破することに成功。こういうちょっと楽ができる攻略を見つけていくのもエルデンリングの醍醐味かもしれない。

これだけで試遊時間を使い切ることがなくてよかった…。フレイアがいなかったら勝てなかっただろう。しかしいざ製品版で同じ攻略をしようとすると、まずは流紋斧を探さねばならぬか…。

エンシスの城塞
中規模のダンジョン。バリスタの洗礼を浴びつつ橋を渡った先で、「カーリア騎士、ボルス」に似た敵が待ち受けていた。簡単に通りすぎることはできそうだったが、さすがにやれるだろうと思ったらモーションを全然覚えていなかったのと火力の高さで無事死亡。結局諦めて素通り…。

道中では兵士や騎士型の敵が中心で、遠距離攻撃をしてくる魔術師タイプも。狭い場所も多く敵が2体いるだけでもなかなかしんどい。ベルラートはわりとスムーズに突き抜けることができたが、ここでは不意打ちにあったり逃げ遅れたりで何度か倒されてしまった。

ボス:双月の騎士、レラーナ
全身に鎧を装備した長身の二刀流剣士。踏み込み距離が長く素早い剣撃を中心に、斬撃を飛ばす攻撃や「輝剣の円陣」(追尾してくる複数本の剣を飛ばす魔術)を使ってくる遠近とも隙がない相手。ステップを連続で使って一気に近づいてくることもある。そのうえ攻撃力とHPがかなり高く、パワー・タフネス・スピードすべてを兼ね備えた超強敵。

武器自体のリーチが長いのと、大きく踏み込みながら連撃を仕掛けてくるので、回避後に狩られてしまいやすかった。できるだけ離れて待ち構えていても輝剣が飛んでくるのでなかなか厄介。生半可な移動だと輝剣に引っかかってしまいやすいうえ、位置によっては回避後の隙をめがけてしっかり追撃してくる。

こちらは一撃で半分以上持っていかれるのに対し、相手のHPはなかなか減らせないこともあって単純に火力差がしんどかった。さらに鬼門となるはレラーナのHPが半分を切ってパターンが変化したあと。攻撃によっては一撃で8~9割減るほどのダメージを受けるので、ほぼ被弾が許されない。12回ぶんあった緋雫の聖杯瓶も、それまでに大半使ってしまうこともあり、結構どうしようもない状態。神獣獅子舞と比べてもかなりの強さを感じた。

ただ癖の強いディレイを織り交ぜた攻撃はあまり見られなかった印象で、いくつか攻撃前の間に注意すれば比較的避けるタイミングは読みやすい部類かもしれない。また、回避直後に狩られやすいぶん、装備重量を軽量にして回避の距離を伸ばすと攻撃が当たりにくくなる部分はあった。

★協力NPCが2人呼び出せるも…。

ボスの手前の部屋では「針の騎士、レダ」と「落葉のダン」の召喚サインを確認。レダはミケラの繭のところで出会った人物で、ダンは道中で出会った記憶がなかったが、戦技「落葉旋風脚」と同じ“落葉”の名を持っている。褪せ人が使う格闘術の始祖と言える存在かも。その2人もいて、そこに遺灰を加えた4対1ならわりと楽に勝てるのでは?

と思いきや、全然そんなことはなく。

レダもダンも積極的に攻撃を加えてくれるのだが、そんな攻撃をものともせずあちらもガンガンに攻めてくるという壮絶な殴り合い(ヒット音がすごいことになっている)。NPCを狙っているときに迂闊に近づくと、レラーナの攻撃範囲が広い関係上、巻き込まれてしまうことも多かった。流紋斧で遠距離攻撃にしようにも、輝剣が飛んでくるのと、素早く動くゆえにあまり有効とは言えず。

火力の高さからNPCの死亡ペースも早く、耐えられても相手のHPが半分くらいまで。遺灰を後半戦にとっておいても、あっという間に蒸発してしまいあまり意味がなかった。数で押してもこの戦力差とは…。ナメック星のフリーザ戦みたいな気分だった。

Vジャンプは試遊で初めて心の底から震えあがった…真の恐怖と決定的な挫折に…

結局レラーナまでは倒せずに試遊時間が終了。一番粘った時でもせいぜい6割減らした程度だった。100%カットの盾と回避を併用してNPCなしでも後半戦まではいけたのだが、それ以降がやはり無理ゲー感。これ以上は攻撃を完璧に避けられるようになるまで体に叩き込むか、レベルの力でなんとかするか、影樹の加護のレベルを上げて攻撃力とカット率を高めるのがよいだろうか…。

…ああ、兄様、兄様
すみません、Vジャンプは敗れました…

エルデンリングのボスと言えば「ディレイを多用した変則的な攻撃」「隙を消してくる攻撃派生」といったイメージが強いが、神獣獅子舞もレラーナもそれとは違った方向性ように思えた。どちらかというとストレートにパワーとスピードと攻撃範囲でぶん殴ってくる感じである。

ちなみに試遊前に「中規模なダンジョンの方にもなかなか手ごわいボスがいます」的な説明があったのだが、なかなかどころではなかった。

だまして悪いが、仕事なんでな 死んでもらおう

あと「満月の女王、レナラ」「双月の騎士、レラーナ」と2人の名前が似ているのは何か関係があるのだろうか。

試遊後にメーカーから提供されたプレイ映像を編集した動画も公開中。UI等は表示されていなくスポット的にいくつかシーンを繋げてあるものなので、実際のゲーム内での雰囲気などを参考にしてもらえれば。記事内にある新武器種のアクションシーンもこちらの動画で紹介している。

ということで今回の試遊では約3時間にわたって2体のボスに挑む内容を中心に、悪戦苦闘しつつも新しい武器種を使った攻略の模索を楽しむことができた。本編をプレイした時は猟犬の長牙か屍山血河ばかり使っていたので、今回はできればいろいろな武器種を使って進めていきたい。

試遊した中では逆手剣の戦技「死角の一撃」、軽大剣の両手持ちジャンプ強攻撃、流紋斧のジャンプ強攻撃、調香瓶のチャージ攻撃あたりが特に便利だった印象が残っている。

気になるミケラについては試遊した範囲ではまだよくわからないまま。個人的にはメリメリことメリナも謎が多いままなので掘り下げがあるといいなと思っている。イメージアートでミケラがトレントに乗っているところからして、何かしらメリナとの関連性はありそう? ファンの間ではメリナ=ミケラという考察もあるようだが…。メリナの見た目が魔女ラニに似ているのも、わたし気になります!

DLCの発売を控え、リハビリとして改めてプレイしている方々も少なくないかと思う。自分も2年前に1周クリアしてそれっきりだったので今回の取材前にニューゲームで初めてレナラを倒したところまで進め、今後その先も進めようかと考えていた。しかしレベル150でも影の地の過酷さは伝わってきたため、クリアしたデータ(レベル135で生命力40だった)をもう少し育ててスタンバイしておいた方がよいかなあとも思い始めている。

皆さんもキャラを万全な状態にしておくか、プレイスキルで乗り切るかなど判断しつつ発売まで備えてほしい。また、DLCを始めるには、ラダーンとモーグの撃破が必須になっているので、未クリアの方はそこまで進めておこう!

ああ、待ち遠しいですね
貴方もきっと、愛と共に、重く取り立てられますよ
ねえ、私の貴方
ウフフフッ

おわり

『ELDEN RING SHADOW OF THE ERDTREE』
ジャンル:アクションRPG
発売日:2024年6月21日(金)発売予定
対応機種:PlayStation5/PlayStation4/Xbox Series X|S/Xbox One(SMART DELIVERY対応) /Steam
プレイ人数:1人~4人 ※「闘技場」では最大6人での対戦に対応
レーティング:CERO D(17歳以上対象)
単体販売価格:4,400円(税込)
※『SHADOW OF THE ERDTREE』は追加コンテンツです。本製品をプレイするには、『ELDEN RING』本編が必要です。
※『SHADOW OF THE ERDTREE』を始めるには、『ELDEN RING』本編を進める必要があります。

©Bandai Namco Entertainment Inc. / ©2024 FromSoftware, Inc.

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