『ELDEN RING NIGHTREIGN』ネットワークテスト版プレビュー:3人で過酷な3日間を生き抜く協力型サバイバルアクション
5月30日(金)の発売が発表された『ELDEN RING NIGHTREIGN(エルデンリング ナイトレイン)』。今回は2月14日から開催される、本作のネットワークテストと同様内容を一足先に体験してきたので、そのレポートをお届けする。
※ネットワークテストは当選者のみ参加可能。
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本作は『エルデンリング』のゲームデザインをベースに、バトルロイヤルゲーム的な要素とPvEのシステムが加わった協力型サバイバルアクション。最大3人によるマルチプレイゲームであるが、1人でも遊べるシングルプレイにも対応(オフラインでもプレイできる)。
シングルプレイの場合、敵のパラメータはマルチプレイより減少するが、マルチプレイと行動パターンは大きく変わらない模様。あくまで3人マルチを前提にした調整ということもあり、「シングルプレイもできるが、マルチプレイより難度は高い」という位置付けのようだ。
操作キャラクターは選択式(ネットワークテストでは4人、製品版では8人)で、レベルや装備品などは1ゲームごとにリセットされる。そのため育成要素はないが、クリア時にランダムで入手できる「遺物」という装備とは別でセットできるアイテムで性能を強化できるシステムはあり。
ゲーム全体のストーリーは用意されていないが、製品版では操作キャラクターのバックボーンを追いかけられるちょっとしたシナリオ要素も用意されているとのこと。
また、本作は運営型(定期的にイベントやアップデートを挟むサービス)ではなく、通常のクリア型ゲームと同じ扱い。プレイ時間としては15~20時間くらい遊んで満足できるものを目指したという。総プレイ時間としては長くはないが、近年のタイトルとしては価格も 5,720円(税込)と抑えられている。そのぶん気軽に遊びやすいゲームになっているのでは。上述の通りランダム報酬のシステムがあるため、ハクスラ的な楽しみ方も可能だ。
課金要素はなく、キャラクターのスキン変更などはすべてゲーム内の通貨で交換できるようになっているとのこと。発売後はモードの追加なども検討していく予定だという。
それではネットワークテストの試遊で得られた情報からゲームの流れやシステム、キャラクターなどについて紹介していく。
※取材レギュレーションの関係で、本記事では試遊時の動画や静止画を使用しておりません。そのため文字だけではわかりづらい情報があると思いますが、あらかじめご容赦いただければと思います。
※製品版では仕様や名称、各種パラメータなどが変更される可能性がございます。
試遊時の動画ではないが、提供された動画素材を使ってゲームの流れやシステムを紹介しているので、こちらも合わせて見てもらえると把握しやすいかと思う。
全体的なゲームの流れ
舞台となるのはリムベルト。プレイヤーの目的は他者とともに広大なフィールドで3日間生き抜ことである。
①準備→②1日目→③1日目夜(ボス)→④2日目→⑤2日目夜(ボス)→⑥3日目(大ボス)→⑦報酬
「探索パート→ボス戦パート」を2回繰り返したあと、最後に待ち受ける大ボス(夜の王)を倒せばクリアとなる。夜が訪れる時間は決まっているため、プレイ時間が前後するのは各ボス戦のみ。今回の試遊だとゲーム開始から帰還までだいたい約44分で、長いときは約48分であった。試遊前には35~40分想定と聞いていたので、慣れてくるとちょうどそのくらいのプレイ時間となるかも。
もしプレイ中にネットワークエラーで落ちてしまった場合でも、同じゲーム内に復帰できるようになっているとのこと。ちなみにクリア回数が増えると難易度が上がるといった要素はなし。
<エルデンリングとの共通点や違いなど>
・参加プレイヤーは最大3名。侵入などのPvP要素はなし。
・キャラクターごとに初期装備やレベルアップ時のステータス上昇量は決まっている。最大レベルは15。
・新アクションとして、疾走、スキル、アーツ、壁ジャンプ、よじ登りなどが追加。
・落下ダメージはなし。どんな高さから落ちてもノーダメージ。
・登場する武器や、戦技、魔術、祈祷はエルデンリングと共通。DLCからの武器種なし。
・装備の重量、必要ステータスはないが、レベル制限がある。(装備の詳細は後述)
・聖杯瓶(体力回復)は初期値で3つ。FP回復の聖杯瓶はなし。
・霊薬はショップの購入アイテムに。
・出現する敵は確認した範囲ではエルデンリングと共通。DLCからも登場。
・確認できたボスのうち一体は『ダークソウル』からの登場。大ボスは本作オリジナル。
・その他ボスはエルデンリングと共通だが、攻撃手段などは追加・アレンジされている。
瀕死と救助
HPがなくなると瀕死状態になり、瀕死状態から一定時間経過すると死亡となる。瀕死状態のプレイヤーを攻撃し、表示されているゲージを削り切ると救助が可能。夜でのボス戦で瀕死になった場合は死亡が発生せず、その場に残り続け、チーム全員が瀕死状態になった場合にゲームオーバーとなる。
<瀕死状態について>
・削る必要のあるゲージの量は連続して瀕死になると最大3本まで増加。
・増えたゲージは生存状態が継続すると減少。また、祝福に触れることでも減少できる。
・瀕死の味方はロックオンが可能。
・飛び道具でもゲージを削ることができる。
・ゲージを攻撃をしていない間は削ったぶんが徐々に戻っていく(速度は速め)。
・瀕死時はゆっくりと移動が可能。
救助するための攻撃回数はそこそこ必要(攻撃力に影響している可能性はある)。2~3本ともなるとスタミナ回復を待つ時間も挟まねばならず、救助までに時間がかかりやすかった。瀕死の味方を2人で同時に攻撃すればそのぶん早くゲージを削ることができる。
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死亡すると最大レベルが1下がり、下がったぶんのレベルアップに必要なルーンと所持ルーンを死亡地点の付近に落とし、リスポーンする。
例えばレベル6で所持ルーンが35,000の場合、死亡時にレベルが5になり、レベル5→6に必要な21,818ルーンと35,000ルーンを落とす。なので回収さえできれば再びレベルを戻すことが可能だが、回収前に再度死亡してしまうと落としたルーンは消失する。ただ連続で死亡しても“最大レベル-1”からは下がることはない(死亡時にレベル5の状態で再度死亡してもレベル4に下がらない)。
また、落としたルーンは付近にいる敵が盗み持っている可能性もあるらしい。その場合はその敵を倒すことで回収することができる。リスポーン地点は死亡付近の場所から選ばれるようだが、夜の雨のエリアで死亡した場合は生存エリア内で復活した。
円卓での準備
プレイヤーの拠点となる「円卓」からゲームが開始。円卓では操作キャラクターの変更や訓練所などの各機能を利用できる。準備を終えたら出撃メニューから標的となる夜の王(ネットワークテストだと1種)を選択して出撃。3人マッチングするとゲームスタートとなる。操作キャラクターは出撃時にも変更ができる。
マッチング設定では「合言葉」「合言葉の適用人数」の項目があり、特定のプレイヤーとマッチングすることも可能。またエルデンリングにもあった「グループ合言葉」という項目も確認できた。グループ合言葉は本作でも5つまで設定可能で、エルデンリングでは召喚サインなどの共有要素が同じ合言葉の人同士で優先的に表示されるという仕組みだった。今作でも幻影のシステムがあるので、そちらの要素に絡んでいると思われる。
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エルデンリングの円卓と似た場所であるが、随所に異なっている部分がある。円卓内には選んでいない操作キャラクターがおり、話しかけることもできた。ただネットワークテスト版では一言言葉を発するくらい。
■訓練所
戦闘の練習や操作の確認を行える場所。訓練場限定でフィールドで入手できるすべての武器・戦技/魔術/祈祷・消費アイテムを自由に選択でき、プレイヤーのレベルやステータスなども自由に変更可能。訓練所で変更した装備品などは出撃時にリセットされる。
「指南書」という項目からはアクション周りのシステムを一通り確認できるので、初心者の方や久々にエルデンリングをプレイされる方はここを一通りチェックしておくと安心。
1日目/2日目:フィールド探索
フィールドを探索しながら装備やアイテム収集や、敵を倒してルーンを集め、レベルアップを目指すパート。一定時間経過すると「夜の雨」が迫り、生存可能なエリア(円の範囲内)が縮小していく。夜の雨が降っている場所だと徐々にHPが減少するため、早急にエリア内に移動する必要があるのだ。夜の雨が起きる回数は2回で、2回目の後に夜のボス戦が訪れる。
・フィールドは1種類で、プレイするごとに拠点や敵、武器やアイテムが変化する。
・地図から味方の位置やフィールド情報、攻略拠点などが最初から確認でき、詳細表示を見ることで各拠点にある武器やアイテムの入手傾向がアイコンで確認できる。
・フィールドの各所にネームドの敵も存在している。
・突発的に強力な敵が出現するイベントも発生することがあった。(地図上に赤くなる地点が発生する)
<プレイヤーとの共有要素>
・エネミーを倒した時のルーンは全員が獲得できる。距離は関係なし。
・箱や宝箱から入手できる装備やアイテムはプレイヤー間で共通。
・強敵を倒した後などで入手できる「潜在する力」はプレイヤーごとに個別。
【攻略拠点】敵が数多く出現するエリア。拠点に訪れると「火の戦車隊」や「王都軍の騎士たち」といった名称の体力ゲージが出現し、拠点にいる該当の敵を倒していくとゲージが減少していく。このゲージを削り切ると制圧完了となり、「潜在する力」が入手できる。
【潜在する力】攻略拠点の制圧やネームドの敵、夜のボスを倒すとその場に台座のようなものが出現し、アクセスするとレアリティの高い武器やバフ効果などが3つの中から1つ選んで入手できる。ただし夜のボス戦での潜在する力に限り、どのプレイでも3つともバフ効果しか出現しなかった。バフ効果は帰還するまで永続する。
<潜在する力で得られた効果の一例>
・調香アイテムの攻撃力を高める+20% ・死に活きる者に対する特効を持つ+20% ・隕石から生じた者に対する特効を持つ+20% ・ローリングやステップ回避の無敵時間を延ばす ・歩きで狂い火を激しく迸らせる ・咆哮とブレスの攻撃力を高める+20% ・聖杯瓶使用時、周囲の味方のHPも回復する ・HP低下時、出血の状態異常を付加 ・パリィで魔術や祈祷を消し去り光弾を放つ ・攻撃が連続するとHPを回復する+3% ・一定間隔で巨大な輝剣を生成 ・致命の一撃によりFPを回復する+10%
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■フィールドにある施設など
祝福:HP、FP、状態異常などが回復して聖杯瓶も補充される。ルーンを消費してレベルアップが可能。必要なルーン量はレベルが上がるほど増える。
教会:聖杯の最大所持数を1つ増やせる。
ショップ:ルーンを消費して様々なアイテムを購入可能。商人により販売アイテムが異なる。結構高い。
武器強化:商人の近くにある鍛冶台で鍛石を消費して武器の強化が可能。1段階につき1つ消費する。
霊鷹の止まり木:霊鷹に掴まって空を飛びながら長距離移動が可能。
霊脈:霊脈がある場所で✕を押すと崖上まで大ジャンプが可能。だいたい霊気流ジャンプと同じ。
素材効果:草花などの近くで素材を採取できる場所があり、HPやFP回復、追いすがる怨霊の召喚といった効果を得られる。
スカラベ:フィールドのどこかにいる。倒すとタリスマンが入手できた。
■ピンの設置
マップ上に目印をおけるおなじみの機能。今作では味方との情報共有に活用できる。地図メニューから設置できるほか、フィールドで△+L3を押すと自分がいる位置にクイックピンを打つことも可能。
また、落ちているアイテムの上で△+L3でアイテムピンを打つことができ、味方に位置だけでなくアイテム情報を共有可能。共有された味方は地図メニューからアイテムの詳細が確認できるようになる便利機能だ。
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疾走と壁ジャンプでフィールド内をすいすい移動できるため探索はかなり快適。壁ジャンプで登れない高い崖でも大抵崖下のどこかに霊脈があるため、あまり大回りしなくても済むようになっている。
やはり最初のうちは夜の雨によるエリア縮小がなかなか厄介。まだマップを把握していないぶん、縮小中に地形が少し込み入った場所にいると迷って逃げ遅れてしまいやすかった。夜の雨のダメージで死亡してしまうと、ルーン回収も困難。強敵との戦闘中に夜の雨が訪れ、「もうすぐで倒せそうだけどこのまま戦っていると雨でやられそう」という状況もあって、泣く泣く逃げたこともあった。
1日目夜/2日目夜:ボス戦
2回目の夜の雨の後、縮小したエリア内に取り巻きが何体か出現したあと、ボスが登場。取り巻きの殲滅に少し時間がかかってしまうとボスとの乱戦になるので危険度が高まる。
上述の通り、ボス戦では死亡によるリスポーンが発生しないため、瀕死状態になると仲間に救助してもらうまで戦線復帰ができなくなる。救助する側としても、ボスの猛攻をかいくぐりながら味方に攻撃を加える必要があるため、うかつに救助しようものならボスの攻撃を受けて自分もお陀仏になる可能性が高い。「いつ救助するか」という部分もボス戦で気をつけなければいけない部分と感じた。特に味方2人が瀕死になって自分1人になった時は緊張感がマックス。
ボス撃破後は1日目の夜の場合は生存可能エリアが元に戻り、2日目へ。2日目の夜の場合は最後のボスが待っている霊樹の中に移動することができるようになる。
■ボスのパターン
今回の試遊ではボスAとボスBが登場するパターン1と、ボスCとボスDが登場するパターン2の2つが確認できた。例えばボスAとボスDのような組み合わせがあるかは不明。パターン2は5回の試遊のうち1回のみだったので最初レアパターンかと思ったのがそういうわけではなかったようで、たまたま出現率が偏っていた可能性がある。
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夜の雨と生存エリアの境界線では青い炎がほとばしっている。
3日目:夜の王戦
霊樹では祝福、ショップ、鍛冶台があり、最後の準備が行える。奥にある扉へ向かうといよいよ最後のボス戦へ。今回のネットワークテストでは「夜の獣、グラディウス」が相手となる。
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グラディウス戦のフィールドはかなり広め。相手と距離を取りやすくはあるが、あちらも広範囲に及ぶ攻撃や素早く接近してくる場合があるので少しも油断ができない。そしてグラディウスを倒せば無事クリアとなり、報酬画面へ。
■報酬
ゲームオーバーもしくはクリアで報酬画面へ。報酬では遺物のほか、円卓内の取引で使用する「マーク」を獲得。報酬画面後は円卓に戻る。マークとの交換所はネットワークテースト版では利用できず。製品版では装備できる遺物のタイプの変更、操作キャラクターのスキンなどと交換できる模様。
基本アクション
基本的な操作やアクションはエルデンリングと概ね共通しているが、いくつか変更点や本作オリジナルのアクションが追加されている。
※操作方法はPlayStation5版によるもの。ボタン配置はコンフィグで変更もできる。
■基本操作
左スティック:移動 右スティック:カメラ操作
L3:疾走 R3:ロックオン・オフ/カメラリセット
▢:聖杯瓶使用 △:イベントアクション ✕:ジャンプ ◯:回避、ダッシュ
L1:攻撃(左手武器)、ガード R1:攻撃(右手武器、両手武器、魔術/祈祷1)
L2:戦技 R2:強攻撃(右手武器、両手武器、魔術/祈祷1)
↑:アイテム使用 ←:左手武器切替 →:右手武器切替 ↓:アイテム切替
タッチパッド:マップメニュー オプション:メインメニュー
△+L1:左手武器の両手持ち/片手持ち切替
△+R1:右手武器の両手持ち/片手持ち切替
△+L2:スキル △+R2:アーツ
△+方向キー:アクション対象の切り替え
エルデンリングからの変更点としては、L3がしゃがみから疾走に、方向キー↑が魔術/祈祷切り替えからアイテム使用に。魔術と祈祷は今作では武器依存となったため、R1で魔術/祈祷1、R2で魔術/祈祷2という操作に変わっている(武器に2つの魔術/祈祷がセットされている)。同時押し操作ではスキルとアーツが追加され、ポーチショートカットはなくなり△+左右方向キーでアクション対象の切り替えとなった。
【疾走】L3ボタンを押すと疾走状態となりダッシュよりも高速で移動が可能。速さ的にはだいたい霊馬トレントくらいとのこと。戦闘中に使用すると疾走発動時にスタミナが大きく減少するが、疾走中はスタミナが回復していく。これのおかげでエルデンリングよりも大幅に接近や退避がしやすくなっている。
【スキル】△+L2で各キャラクター固有のスキルを発動する。使用後はクールタイムが発生し、再度ゲージが溜まると再使用可能。クールタイムはそれほど長くなく、適度に使っていきやすいアクション。性能が少し独特なところがあるので、最初に訓練所で把握しておくのがよさそうに思えた。
【アーツ】△+R2で各キャラクター固有のアーツを発動する。こちらもクールタイム制。戦況を覆せる可能性もある強力な効果が揃っているが、そのぶんクールタイムは長めで使いどころは見極める必要がある。むだづかいすると勿体ないので最初は使いどころがちょっと悩ましいかも。
【壁ジャンプ】キャラクターが空中にいる際、壁などの近くで✕ボタンを押すと壁を蹴ってジャンプ可能。また、高さが足りている場合はよじ登ることも可能。ある程度の高さが続いている壁ならばひょいひょいと登っていける。
【相乗回避】一部の強敵は青紫のオーラを纏った強力な攻撃を放つようで、この攻撃をタイミングよく回避すると、アーツゲージを増加させることができるようだ。試遊ではこの技を見かけることはできなかった。ただ見落としているだけの可能性もあるが…。
装備品、アイテム
装備できるのは武器、タリスマンの2種で、防具は存在しない。武器は近接武器、遠距離武器、盾、杖/聖印の4カテゴリで、DLC(SHADOW OF THE ERDTREE)を除いたすべての武器種が用意されている模様。戦技、魔術、祈祷は武器ごとに固定となる。弓、クロスボウ、バリスタの撃てる弾は固定で無制限で使用可能。
アイテムもエルデンリングと同様のものが出現するが、一部効果が変更になっているものもあった。例えば「ぬくもり石」は使用してもFPを消費しなくなっている。
装備とアイテムの所持できる枠は武器は6枠、タリスマン2枠、アイテム4枠。アイテムの枠は「小さなポーチ」というアイテムを購入することで+4枠まで増やすことが可能(他の手段もあるかもしれない)。
フィールドで入手できる数に対して所持枠が少ないため、取捨選択していくことが基本となる。また同名アイテムは1つの枠に最大で2つしか持てないこともあり、積極的に使っていかないとだいぶ持て余しやすかった。なお、落ちているアイテムは拾わずとも↑+△で直接使用できる。
装備に必要なステータスや重量といった概念は本作ではなし。そのため拾った武器は自由に装備ができるが、武器のレアリティによっては必要レベルが足りていないと性能を発揮できない。また、付帯効果という武器にランダムで付与する効果もある。戦技も武器カテゴリの中からランダムな可能性あり。どの武器がドロップするかランダムということもあって効率良く突破できるかは運にも左右されるだろう。
■レアリティ
装備品には4段階のレアリティがあり、レアリティに応じて必要レベルが高くなっていく。必要レベルが足りていなくても装備自体はできるが、攻撃力が下がるといったデメリットがある。強敵を倒すと入手できる「潜在する力」からはレアリティの高い武器が出現しやすい。
【武器の強化】コモン武器は鍛冶台で鍛石【1】を使ってアンコモン武器に、アンコモン武器は鍛石【2】を使ってレア武器に強化可能。レアリティが上がるほど攻撃力が上昇し、戦技などは特に変化なし。また盾を強化してもガード強度は上がっていなかった。
■付帯効果
装備品にランダムで付与されている、所持しているだけで発揮する効果。そのため基本的には多く装備品を所持するほどプレイヤーが強化されていく。どの付帯効果を優先して所持するかも重要になりそうで、ここも運によって攻略難度に大きく左右しそうである。
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<入手した装備品の一例>※武器名 状態異常(ある場合)|戦技・魔術|付帯効果
神聖なフランベルジュ 出血|黄金樹に誓って|腐敗状態になると腐敗の霧を発生
炎のトロル黄金剣 赤獅子の炎|ガード成功時強靭度上昇+18%
斬馬刀 我慢|ガードを崩す力上昇+30%
グレート・エペ 嵐の襲撃|タメ攻撃強化+6%
分かたれぬ双児の剣 剣舞|魔術タメ強化+15%
神秘な脇差し 出血|黄金の尻撃|HP低下時カット率上昇+36%
ガーゴイルの黒斧槍 ホーラ・ルーの地揺らし|雷攻撃力上昇+9%
闘士の大斧 岩石剣|雷カット率上昇+15%
ガーゴイルの大斧 デターミネーション|被ダメージ時FP回復3
腐敗した大斧 腐敗|デターミネーション|戦技攻撃力上昇+8%
死王子の杖 怨霊呼び/創星雨|二刀持ちの攻撃力上昇+13%
カーリアの輝剣杖 魔術の輝剣/輝石の大つぶて|炎カット率上昇+15%
ツインブレード 猟犬のステップ|魔術/祈祷、消費FP軽減+20%
雷の棘球拳 出血|雷の羊|二刀持ちの体勢を崩す力上昇+20%
手持ちバリスタ キック|発見力上昇+24%
壊れかけの木盾 シールドバッシュ|HP持続回復1
他世界のプレイヤーとの共有要素
オンラインプレイの場合、エルデンリングのように他世界のプレイキャラクターの幻影(名残)が出現することがあり、それに触れるとアーツゲージを増加させることができるようだ。この幻影はマッチング設定の「グループ合言葉」が同じプレイヤーが出現しやすくなるかと思われる。オンラインで名残が共有された状態なら、オフラインモードでも幻影を見ることができる模様。
また、他世界のプレイキャラクターの死体(死亡幻影)を見つけることがあり、調べると死亡した時の装備品を取り出すことができる。今回の試遊では追跡者の死体から初期装備である「追跡者の大剣」と「追跡者の小盾」を取り出すことができ、どちらにも「追跡者の無念」という本来初期装備にはない付帯効果が付与していた。また、追跡者の小盾に戦技が付いていないという違いも。このあたりの法則性はまだわからないが、自分が強い装備を持った状態で死亡した場合、どこかのプレイヤーに役に立ててもらえるのかもしれない。
遺物
報酬で入手できる遺物は円卓内で操作キャラクターごとに3つまでセットが可能で、セットしておくとゲーム開始時からその効果を得られる。遺物には1つにつき最大で3枠の特殊効果が付与されており、何枠発動しているかで遺物の名前が変化。また、遺物は赤、青、緑、黄の4種類の色に分かれており、キャラクターごとにセットできる色が異なっている。この色はネットワークテストでは固定だが、製品版ではマークを使って色を変えることもできるようだ。
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円卓内にある「遺物儀式」から遺物のセットを行える。1つの遺物を複数のキャラクターにセットも可能。遺物はクリア時は4~5つ入手できたが、数はランダムなのか法則性があるのかは不明。また、遺物を売却することでマークと交換も可能。
<装備できる色>
追跡者:赤・赤・青 守護者:赤・赤・黄
レディ:緑・緑・緑 隠者:緑・緑・赤
<入手した遺物の一例>
繊細な燃える景色
・物理攻撃力上昇+1
端正な燃える景色
・【追跡者】アーツ発動時、周囲を延焼/出撃時の武器に出血の状態異常を付加
・睡眠耐性上昇/投擲ナイフの攻撃力上昇
壮大な燃える景色
・アーツゲージ蓄積増加+3/苔薬、干し肉などのアイテム使用でHP回復/通常攻撃の1段目強化
繊細な滴る景色
・【守護者】スキルの飛距離上昇
端正な滴る景色
・聖攻撃力上昇/ガード成功時、アーツゲージを蓄積
・筋力+3/スキルクールタイム軽減+3
・冷気の状態異常効果を付加+2/敵を楽した時、自身を除く周囲の味方のHPを回復
壮大な滴る景色
・アイテムの効果が周囲の味方にも発動/敵を倒した時のアーツゲージ蓄積量が上昇/出撃時に「結晶投げ矢」を持つ
・毒の状態異常効果を付加+1/【レディ】背後から致命の一撃後自身の姿を見え難くし、足音を消す/出撃時の武器の戦技を「冷気の霧」にする(適用可能な武器種のみ)
端正な静まる景色
・神秘+3/自身を除く、周囲の味方のスタミナ回復速度を僅かに上昇
壮大な静まる景色
・持久力+1/知力+3/通常攻撃の1段目強化
・魔力攻撃力上昇+1/朱い腐敗の状態異常効果を付加+1/投擲壺の攻撃力上昇
端正な輝く景色
・出血の状態異常効果を付加+2/聖杯瓶が周囲の味方も回復
・信仰+3/カード成功時、アーツゲージを蓄積
特定のキャラクターのみ発動する効果もあり。遺物の効果を優先して操作キャラクターを選ぶのも手だろう。試遊でも最初は苦戦続きだったものの、ゲーム自体の慣れもあるだろうが遺物を装備することでだんだん突破しやすくなっていったのが実感できた。
操作キャラクター
今作の操作キャラクターは、8体の大いなる脅威に対抗するため各地から集められた8人の戦士“夜渡り”たち。ネットワークテストでは追跡者、守護者、レディ、隠者の4名から選んで使用可能。ただしレディはゲーム開始時は使用できず、ゲームの進行によって操作可能になるようだ(試遊では最初から使用できた)。
キャラクターの能力値は、生命力、精神力、持久力、筋力、技量、知力、信仰に分かれており、キャラクターごとにレベルアップの上昇値は固定。そのため武器や魔法の扱いに得意不得意がある。他にもアビリティ、スキル、アーツが異なり、回避動作が違うこともあるなどキャラクターによって使用感はだいぶ変わってきやすい。
操作キャラクターはパーティ内で重複も可能。ただ不得意な部分のフォローが効かなくなるのと、武器がランダムドロップであるため、同じキャラクターが複数いると使いたい武器がバッティングしてしまうということはあるかも。
キャラクターの外見はネットワークテストでは固定だが、製品版ではマークを使ってスキンを交換することで、外見の変更ができるようになるようだ。
<レベル10の基礎力比較>
追跡者 HP:880 FP:100 スタミナ:96
守護者 HP:1020 FP:90 スタミナ:106
レディ HP:706 FP:125 スタミナ:79
隠者 HP:560 FP:150 スタミナ:78
■追跡者
初期装備:追跡者の大剣(踏み込み(斬り上げ))/追跡者の小盾(バックラーパリィ)
鎧とマントを身に着けた、褪せ人っぽさも思わせる風貌。バランスよくステータスが上がり、スキルやアーツに癖がなく扱いやすいキャラクター。回避動作はエルデンリングと同じローリングタイプ。攻撃型の性能のため、積極的に戦っていきたいプレイヤーに向いているかも。スキルのクローショットは利便性が高く、これを使いこなすことで立ち回りに幅ができそうだなと思った。
アビリティ:第六感
食らうと瀕死になる攻撃を受けた時に一度だけ自動的に回避を行う。発動時は光るエフェクトとともに後方に回避する。
スキル:クローショット
中距離まで届くクローを敵や地形に発射する。小型の敵に当てた場合は敵を引き寄せ、大型の敵や地形に当てた場合はその地点に自身を素早く移動する。L2長押しで照準操作で狙いを付けることが可能。フィールドの移動から急接近手段まで活用機会の多そうなアクション。ちなみに瀕死の仲間に使っても引き寄せたり近づいたりといったことはできない。
アーツ:襲撃の楔
鉄杭を爆発と共に打ち出して強力な一撃を放つ技。いわゆるパイルバンカー。ボタン長押しで威力がアップし、空中でも使用可能。発動後は反動で大きくノックバックする。溜めなしでも攻撃発生までに少し間があり、リーチもあまり長くないためタイミングを見極めないと外してしまいやすい印象。シンプルな高火力技なので強敵やボス戦で活かしやすいか。
■守護者
初期装備:守護者の斧槍(突撃)/守護者の大盾(シールドバッシュ)
鷹のような頭部と背中に大きな翼の映えた獣人。鳥型の獣人はエルデンリングで初? HPやスタミナに優れた防御性能の高いキャラクターで安定感が高め。死ににくさはそれだけでメリットになる。回避動作はローリング。
基本的には積極的に前衛で戦うスペックと思われるため、逆に敵から離れて様子見が多すぎると性能を持て余してしまう(自分がそんな感じだった)。ガード強度の高い盾を装備し、ガードカウンターを主体にした立ち回りなどが活きるかも。ただ、あまり盾で攻撃を受け続けているとスタミナがなくなってしまったり、強力な攻撃で弾かれてしまったりする場合もあるので、盾と回避の使い分けがポイントになるか。
アビリティ:ハイガード
盾でのガード中に左スティック+◯でステップしながら強力なガード体勢に移行。L1長押しでそのままガード体勢を維持する。
スキル:つむじ風
自身の周囲に風を吹き上げる攻撃。巻き込まれた敵は中心に吸い込まれ、小型の敵なら吹き飛ばすことができる。溜めてから発動することで攻撃範囲を拡大可能。溜めなしだと出が早いこともあって扱いやすいスキル。威力はあまりなかったのでボス戦では効果が薄そうだが、乱戦時には強い。
アーツ:救世の翼
高く跳躍した後に急降下して攻撃。ジャンプ中にも発動可能。跳躍中に着地地点を調整することができ、着地後にR2長押しで自身の周囲にしばらく防御陣を展開する。展開中は身動きができないが、範囲内の攻撃を無効化することができる。スキルと違って味方の状況を見て使うのがポイントになるか。
■レディ
初期装備:レディの短剣(魔力の短剣)
フロムゲーではおなじみとも言える、目隠しをした麗人。技量と知力に優れ、素早い身のこなしを得意とするキャラクター。移動速度が他のキャラクターよりも速く、回避を2度まで連続で行うことができる特徴を持つ。回避動作はクイックステップ→ フロントフリップ。そのため全体的に動きがスピーディで、他のキャラクターとは違った操作感がある。
縦横無尽に動きやすいもののHPが低いため、いわゆる事故死が怖い。必然的に動作が遅めの武器とは相性が悪いか。いかに攻撃を的確に避けるかが重要であるが、身のこなしの軽さから操作はしやすいかと。
腕に自身があれば回避タンクとして前衛を張ってもいいし、そうでないから戦線から少し離れた場所で様子見しつつ隙を見て攻撃や味方の救助に駆けつけるのもいい。アーツの性能も相まって救助力は高め。状況や腕前に応じて器用な立ち回りができるかもと思った。
ちなみに短剣を両手持ちした際、ダッシュ強攻撃が素早く突き刺したあと後方へバックフリップするという新モーションを確認。他のキャラクターで短剣を使う機会がなかったので、レディ専用のモーションかまではわからず。
アビリティ:華麗な身ごなし
攻撃や回避アクションのスタミナ消費を抑え、回避を2度まで連続で行うことができる。
スキル:リステージ
周囲の敵に対して直近で与えたダメージを再度与えることができる技。使用するとダメージを与えたエネミーの幻影が出現して直近でダメージを与えた時のシチューエーションが再生される。仲間の攻撃によるダメージも再生可能で、攻撃や回避中にも使用可能。例えば短剣で素早く攻撃を4発叩き込んだあとにリステージを発動すれば、その4発ぶんのダメージが幻影の近くにいる敵に再び与えられる。攻撃の合間合間に差し込んでいくほか、味方の動きをよく見ておくのもいいかも。
アーツ:フィナーレ
周囲にいる味方とともに、一定時間姿を隠す。この間は敵がこちらを見失った状態になり、闇雲に動いたり無防備になったりする。致命を狙う、一旦逃げて仕切り直しをする。といった活用が可能。特に有効だと思ったのが味方が瀕死になった際で、ボス戦でレディが1人になってもこのアーツさえあれば安全に味方を復活させやすかった。ただし姿を消すだけでダメージは受けてしまうのは注意点。
■隠者
初期装備:隠者の杖(輝石のつぶて、輝石のアーク)
あらゆる魔法を強力に扱うことができるキャラクター。見た目はそのまんま魔女といった感じ。回避動作は少し浮遊しながらステップする特徴的なモーション。初期装備の魔術が使いやすく、離れた位置から瀕死の味方の救助にも長ける。
味方にヘイトを取ってもらいつつ、安全圏から魔法を叩きこめるため攻撃面ではかなり優秀な印象が残った。ただ魔術・祈祷が武器依存の関係上、ドロップ運にも左右されやすいか。自分が使用したときは属性魔法を使える杖が全然拾えず、スキルを活かしきれないということがあった。
また、今作はFP周りがシビアに設計されているので、すぐにFPがカツカツになりやすい。味方を救助したい時など、肝心な場面でFPがなくなってることもしばしば。このFP管理と、HPが最も低いため被弾を避けていく立ち回りが重要になりそうだ。
なお、操作説明のところにも記載したが、今作はR1で魔術/祈祷1、R2で魔術/祈祷2という操作方法になっている。
アビリティ:元素制御
スキルで属性痕を集めた際にFPを少量回復できる。
スキル:混成魔法
魔、炎、雷、聖属性による攻撃を当てた敵から属性痕を集め、3つ集めると混成魔法を放つことができる。異なる属性の組み合わせほど強力な混成魔法になる傾向。スキルの中では唯一クールタイムが発生しない。味方の攻撃や火炎壺などのアイテムによっても属性痕が付与される。
アーツ:血魂の唄
周囲の敵に血の刻印を付与する。発動までに時間がかかるが、発動中は無敵なのでダメージを受ける心配はない。烙印は短時間持続し、付与された敵への与ダメージ上昇と攻撃したプレイヤーのHPとFPが回復する。隠者自身としても貴重なFP回復手段であるため、積極的に攻撃できそうなタイミングで使いたいと思った。無敵時間を活かしていざというときの回避手段としても利用できるか。
試遊所感
今回の試遊会では6メディアで2チームに分担してのマルチプレイを行った。計5回プレイして、結果は以下の通り。3回目からチームを入れ替えている。
1回目:1日目の夜で全滅 レディ・追跡者・守護者
2回目:クリア(レベル11/49分)追跡者・レディ・隠者
3回目:クリア(レベル10/44分)隠者・レディ・守護者
4回目:クリア(レベル12/44分)守護者・隠者・追跡者
5回目:クリア(レベル13/44分)レディ・守護者・追跡者
最初のプレイでは勝手がわからないこともあって早々に全滅してしまったが、2回目は夜の王も初見で突破することができた(だいぶ危なかったが…)。メディア同士の野良パーティかつ会話なし、さらに自分はエルデンリングを得意としていないプレイヤーという状況でもクリアできたくらいなので、ある程度エルデンリングに慣れたプレイヤー同士ならば意外とスムーズに突破できそうな気はした。
特に出現する敵、武器、アイテムがほぼエルデンリングと共通しているため、エルデンリングを熟知しているプレイヤーほど最初のアドバンテージは大きいかと。入手できる武器のランダム性から、いろんな武器や戦技を使って遊んでいたプレイヤーほど順応しやすいし、どのアイテムが有用になるかパッと判断しやすいと思う。自分は特定の武器や戦技のみで突破していったクチなので、今回「この武器や戦技はどうやって使うのが正解なんだろう?」と悩むことが多かった。
ただそんなプレイヤーでも、新アクションによりキャラクターが強くなったのと、ボス戦の戦闘フィールドが広めでいやらしいギミックもないため、エルデンリングと比べてだいぶ戦いやすい印象は受けた。あまり積極的に攻めることができないプレイヤーでも、救助が可能なマルチプレイということもあって「とりあえず死ななければなんとなる」とは感じた。瀕死になった仲間の救助がとても重要なので、自分は死なず味方を助けることだけを意識するだけでも貢献しやすいのでは。
この手のマルチプレイゲームだと「味方なんとかしろ!」みたいになりがちで怖い印象もあるが、本作はガチガチに連携が必須というほどでもなく、わりと個々の実力でカバーしやすい気もした。もし放っておいても大丈夫そうな実力の高いプレイヤーがいたら、後ろからくっついて行く以外に、自分は別行動してアイテム集めやルーン稼ぎをしてみるとか。3人一緒の場合、強敵戦以外では過剰戦力になる場合もあったので、案外別行動するのはありなのかもしれない。もちろんなるべく死なないことが前提ではあるが。味方の力量や行動を見て、自分が何をするか選択していくアドリブ力みたいなものは出せるといいかも。
なのでひとまず今回のネットワークテスト版では、「実力が不安」「マルチプレイにあまり慣れていない」という人でも気軽にプレイしやすいのではと感じた。当選した方はぜひ一通りキャラクターを使ってみたり、いろいろな場所を探索したりして遊んでみてほしい。今のうちにエルデンリングで少し操作をリハビリしておくのもありだ!
おわり
ELDEN RING NIGHTREIGN(エルデンリング ナイトレイン)
ジャンル:協力型サバイバルアクション
発売日:2025年5月30日(金)
価格:通常版(パッケージ版・ダウンロード版)5,720円(税込)
DELUXE EDITION(ダウンロード版) 7,480円(税込)
COLLECTOR’S EDITION 32,120円(税込)
プラットフォーム:PlayStation®5 / PlayStation®4 / Xbox Series X|S / Xbox One / Steam
開発:フロム・ソフトウェア
プレイ人数:3人 ※シングルプレイ対応
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