イベント
2026/02/23 17:41

6年ぶりの開催で大盛況 「モンスターハンターフェスタ’26」。開発陣にイベントの感想を聞いてみた。

2026年2月22日に幕張メッセにて、約6年ぶりとなる「モンスターハンターフェスタ’26」が開催。今回は開場前から多くの方が集まり開場周辺は大行列で、開場後は11時30分頃にはもう入場規制がかかるほどの盛況ぶり。これまでのモンハンフェスタも東京開場は混雑するイベントであったが、それと比較しても今回は圧倒的に人が多かった印象であった。来場者はおおよそ18000人とのこと。

見よこの人の数…! どこのエリアも人がぎっしり。各ブースは60~120分待ちもしくは入場規制、グッズにいたっては180~210分待ちという状況が続いていた。スタンプラリーも大行列で、ノベルティがなくなって早々に終了してしまうほど。ただ最後までずっと混んでいるというわけではなく、イベント後半には落ち着きを見せていた。

各種展示コーナーも写真撮影で大きく賑わっていた。とにかく人、人、人だったのでなかなかしっかり見られなかったという来場者も多かったかと思う。

アルマさんとオトモアイルー。今回は混雑していたというころもあり、ツーショット撮影は行えなかった。

このアルマさんはたぶんイベント初登場です?

今回ははじめてモンハンフェスタに来たという方も多かったようで、この6年の間にモンハンに触れた層や、近年アニメ・ゲーム系のイベントに足を運ぶ層も増えている傾向にあるので、その効果もあって大きく来場者が増えたのではないかなと思う。実際例年のモンハンフェスタよりもライト層よりの来場者が増えている印象を個人的に受けた。

イベント終了後、『モンスターハンターワイルズ』の辻本良三プロデューサー、藤岡要アートディレクター、徳田優也ディレクターの3名に囲み取材を実施。

──今回6年ぶりの開催となりましたが、いかがでしたか?

辻本 開催前はみんなが来てくれるか、盛り上がってくれるか?というのはありましたが、蓋を開けてみれば大勢の方に来ていただけました。最近ここまで大きなリアルイベントはやれておらず、この規模で開催するのは難しいところもあるんですけど、こうして今日開催できたのはよかったと思っています。

──6年ぶりに実施した経緯は?

辻本 もともとコロナの時期と被ってモンハンフェスタが実施できなくなったという経緯があり、そこから再開するにあたって時期や規模の問題がいろいろあったんです。もちろん実施するなら喜んでもらえる内容したいというのもあり、ハードルの高さはあったのですが、今回は特に開発外のスタッフの方々にがんばっていただけことで実施することができました。

狩王のステージを見守る大勢の来場者。床に座って見る…というのもモンハンフェスタの伝統。

──モンハンフェスタの中で特にお気に入りのブースがあれば教えてください。

藤岡 以前大阪万博で出展した、「モンスターハンター ブリッジ」を多くの人に触ってもらってほしいなと思っていて、せめてオトモアイルーと触れ合うものだけでも実施できないかと万博が終わったあとから相談していました。それを今回実現(モンスターハンター ブリッジ mini~アイルーとあそぼう)できて、短い間ですが万博でどういった触れ合いができていたのか知ってもらえたのはうれしかったですね。

徳田 狩王の予選でみんなのプレイを見られたのと、一蘭さんにフードトラックを出したいただいたことは驚きもうれしさもありました。

辻本 バルーンを使った造形物ですね。これは十分なスペースがないと展示できないものですし、インパクトもあるので。写真を撮るだけでも喜んでもらえるといいなと。

狩王の予選エリア。今作はオプションの変更項目が多いこともあって、オプションを変える時間を十分時間にとっていたかと思う。

──一蘭さんとのコラボ企画はどちらからの発案だったのでしょうか?

辻本 カプコンから声をかけさせていただきました。一蘭さんがノリノリでいろいろな企画を出してくれて、開発とやりとりを繰り返しながら決めていきましたね。

徳田 スキルの名前もいくつか出させてもらいましたけど、最後は一蘭さんからの提案もあって最終決定しました。

辻本 協賛のSUUMOさんもそうですけど、先方にモンハン好きな方が多くて。面白いアイデアがガンガン上がってくるのはうれしいところでありました。

2月25日より実施されるゲーム内でコラボメニューとして、「天然とんこつラーメン(創業以来)」と「100%とんこつ不使用ラーメン」が登場。専用の食事スキルとして「お食事赤い秘伝の術【撃】」(飲食するアイテムの使用後に一定時間部位の破壊がしやすくなり、集中弱点攻撃での傷口破壊時のダメージが上がる)、「お食事赤い秘伝の術【活】」(飲食するアイテムの使用後に一定時間スタミナの回復速度が速くなる)、「お食事替玉術」(クエスト中の最初の2回まで、食べたり飲んだりするアイテムがもう一度使える)が発動する。

──今回の新規バルーンにヌ・エグドラを採用した理由を教えてください。

藤岡 バルーンにしたらすごそうだなっていう(笑)。見栄え重視ですね。作って見て実際に思いましたけど、あれくらいの大きさで表現ができるのはバルーンのいいところです。緻密なものよりも迫力や存在感が出せるので。触手とか目が光るようとかライティングで雰囲気を出してもらえるようにしていただけましたし、選んでよかったなと思っています。

全長約13m、頭身大のヌ・エグドラバルーン。目や触手の先端部分が発光するようになっている。赤く光っているのは下からライトが当てられているため。

モンハンフェスタではおなじみの等身大モンスター足跡コーナーにヌ・エグドラのものも。足長約12mでダントツの大きさ!

──バルーンの制作期間はどれくらいですか?

藤岡 いつからだっただろう…。前もって3Dデータのやりとりも長くさせてもらっていました。

辻本 1年以上前かも? 発売前からやりとりしていたよね。

藤岡 正確な期間は忘れてしまいましたが、長い期間携わっていたのは確かです。

辻本 触手をどういった形で展示するとか、スペース的に本当に展示できるのかとかそういう問題もありましたね。展示場所が決まらないと確定できない要素もあったので、そういうところにも時間がかかったところはあります。

藤岡 あと、うちのデザイナーが「風船にヌ・ヤヤ(ヌ・エグドラの幼体)の模様を描いて浮かせたら面白いんじゃないか?」ってアイデアが出て、試しにペイントしてから風船を膨らせませてみたんです。そしたら塗料が重くて風船が浮かず、結局断念しました…(笑)。

─狩王の内容はいかがでしたか?

徳田 開発的にはいろんな戦術が組めるように調整していたので、実際に複数の組み合わせが見られたのはうれしく思っています。選ばれる武器種の傾向などある程度予想できた部分もありましたが、こちらの想定を超えてくるプレイングを見ることもできました。

準決勝は狩猟笛&狩猟笛が2チーム、あとは狩猟笛&片手剣、狩猟笛&スラッシュアックス、操虫棍&狩猟笛、片手剣&片手剣と組み合わせがバラける結果となった。

準決勝1位は狩猟笛&狩猟笛の組み合わせのLaugh-Catチーム(予選3位)、2位は狩猟笛&スラアクのこだわり鈍器使いチーム(予選4位)。その差わずか約2秒!

──決勝は両チームともハンマー&ライトボウガンの組み合わせでしたが、ここも想定していた範囲でしょうか。

徳田 開発側ではハンマー&大剣、ハンマー&太刀、ハンマー&ライトボウガンの組み合わせになりそうと想定したいたので、可能性的には十分ありえると考えていましたね。それでも本番でベストタイムを叩き出せるとは驚きでした。

辻本 「6分前半が理論上はありえるけど、それを本番で出せるかどうか」って話してましたよね。優勝した方は過去の狩王にも出ていただいていましたし、歴史も感じられて本当にいいイベントだったのではないでしょうか。モンハンフェスタ自体が1日限定のテーマパークを作りたいという趣旨で、狩王はその中のヒーローショーという立ち位置でした。今回もその形で実施できたはうれしく思っています。

鈍器使いチームは決勝クエストの2番手に登場するレ・ダウでライトボウガンがサブ武器のガンランスに持ち替えていた一方、Laugh-Catチームは持ち替えをせずライトボウガンで通して立ち回るという差も出ていた。

優勝はほぼ理想的な立ち回りと言っていいくらいの動きを披露したLaugh-Catチーム。決勝クエストは拘束手段がほぼ用意されておらず、アドリブ力が求められやすい中、気絶や集中弱点攻撃をうまく活用してあまりモンスターを自由にさせずに討伐。ハンマーの相殺タイミングや攻撃精度、ライトボウガンの貫通弾をうまくフルヒットさせる立ち位置調整や集中弱点攻撃を当てるタイミングが特にすばらしかった。

──狩王の選手のコメントで度々「次またがんばります」っといったコメントがありましたが、次回の開催の予定はありますでしょうか?

辻本 もちろん実施したいという気持ちはありますが、今すぐにはなんとも言えないです。今回開催できた理由のひとつとして、協賛企業さんのおかげというのもありますので。そのため今後もいろんな企業の方々から、モンスターハンターが興味を持ってもらえるコンテンツであり続けていく必要はありますね。

今回のモンハンフェスタは恐らく運営側も来場者側も誰も予想できなかった人の多さがやはり一番印象に残った部分。モンハンフェスタ自体に入場制限がかかったのは初かもしれない…? 昼頃からのんびり参加しようと思ったけど断念した方も多かったかと思う。また地方でもモンハンフェスタを開催してほしいと感じたが、インタビューで触れていたとおり今回は協賛企業のおかけで開催できた要因が大きかったようなので、なかなか次回の実施が難しいところもあるかもしれない。それでもやはり待ち望みたいところである…!

ちなみに狩王優勝者の囲み取材も実施予定だったのだが、手違いがあったようですでに選手の方が会場をあとにしてしまった状況で実施できず…。いちワイルズプレイヤーとして、予選のことを含めて話を聞いてみたかった、残念!

おわり

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