アストルティアレポート
2024/03/21 12:00

アストルティアレポート バージョン7発売SP

『ドラゴンクエストX 未来への扉とまどろみの少女 オンライン』の発売を記念して行われ、本日発売のVジャンプ5月号に掲載されている青山公士プロデューサーと安西崇ディレクターのスペシャルトーク。その一部を特別に公開だ! 誌面からあふれてしまった“お2人のお気に入りの新キャラクター”、“新コンテンツ・異界アスタルジア”、“モンスターバトルロードのアナザーモード”についても特別に公開! 

併せて、発売中のVジャンプ5月号の誌面のスペシャルトークもチェックしてね。

■テーマは仲間と“共に旅する”!

安西 最初はすごく悩んだんですけれど、最終的にバージョン7は“共に旅する”ということがテーマになりました。長い歴史がある『DQXオンライン』の中には、かつて共に冒険したキャラクターが数多くいる。そういったキャラクターたちと、再び冒険する。

――『DQXオンライン』に10年以上の歴史があるからこそのテーマですね。

安西 それにボイスも入るようになったので、これまで以上に仲間たちとのやり取り、ふれあいを表現できるようになりました。『DQXオフライン』には「なかま会話」があって、うらやましかったんです。それに、もちろん今回のヒロイン・ポルテとも共に旅をすることに重きを置いています。

――果ての大地ゼニアスを冒険するストーリーと設定は、どのように決まったのですか?

安西 果ての大地ゼニアスという名前になった異世界は、実はバージョン1の世界設定の頃から、出ていた世界なんですよ。具体的には、バージョン6の物語を作るときにどういう場所なのかを決めました。

――やはり、バージョン6で登場した敵であるジア・クトの話と繋がっているんですか?

安西 繋がっています。ゼニアスのイラストや画面写真にもジア・クトの結晶があるのを気づいた人も多いと思います。あれは、ジア・クトとの戦いの傷跡なんです。

――アストルティアで人々が消えてしまうという“創失”を防ぐために、主人公が果ての大地ゼニアスに行く…という物語は発表されていますが、まだまだ謎が多いです。

安西 “創失”とは何なのか、なぜ起きたのか、どう対処すればいいのか…その謎の一端が7.0で少し語られます。果ての大地ゼニアスがどういう世界なのかとあわせて、物語を楽しんで欲しいですね。

■お2人のお気にいりの新キャラは?

――新登場キャラの中で、お2人のお気に入りのキャラクターを教えてください!

安西 アマラーク王国のイルシーム、すごくカッコよくて好きです。声優の三上哲さんがすごく大好きなんですよ。今回声を担当していただいて、ものすごくカッコよくなっています! ムニエカの町の町長・エドワルドも好きです。OP(オープニング)でも目立っている、赤いスーツの怪しい彼ですが、最高におもしろいキャラです。

青山 私は女神ゼネシアですね。パッケージイラストにも描かれていて、オープニングの最後にも出ていて、みなさん誰だろうと思ったと思いますが、ああいうタイプが好きなんですよ。あとはやはり、ヒロインのポルテですね。先ほど活発な女の子と言っていましたが、実は単純にそれだけじゃなくて、ちょっといろいろあるのがすごく魅力的なキャラになっています。

安西 でも実は、僕が一番気に入ってるのはメネト村のロナ長老ですね。

青山 おもしろいキャラですけど、これまで紹介していないキャラですよ(笑)。これは早くプレイしてくださいっていうことですね!

――パッケージの魔獣? も気になります。

安西 あれはなんなんでしょうね(笑)。

青山 OP(オープニング)にも出ていますしね。

安西 そこはお楽しみ、ということで!

■注目の新コンテンツ・異界アスタルジア!

――新コンテンツ・異界アスタルジアについて、言えることを教えて下さい!

安西 バージョン7の新コンテンツを考えたときに、バージョン6では多人数プレイの源世庫パニガルムがある。なので、別の方向で考えました。王家の迷宮でアンルシア以外のキャラクターを連れていきたいというみなさんの要望は以前からありまして。なので“共に旅する”というテーマもあり、今こそやるときなんじゃないか、バージョン7でやるべきコンテンツなんじゃないかということで決まりました。

――なるほど、それでいろいろなキャラと“共に旅する”1人用コンテンツなんですね。推しキャラといつでも一緒に冒険できるのは嬉しいです。

安西 好きなキャラクターと一緒に冒険できる夢のコンテンツ…と考えてはいたんですが、実はすごく大変で! 5月中旬の実装になってしまいますが、バージョン7.0では7人のキャラクターと旅ができます。

――7.0でということは今後…。

安西 増えていきます! 毎バージョンというわけにはいかないのですが、可能な限り、随時増やしていきます。

――冒険者からも誰を入れて欲しいという要望がたくさんきそうです。

安西 そうですね(笑)。設定としては現実のキャラではなく、主人公の記憶の中から顕現した魂の写しのような存在と旅をするということになります。

――なるほど、そういう設定ならかなり自由にできますね。戦うだけではなくキャンプをしたりするようですが。

安西 はい。一緒に冒険していると親密度が上がって、キャンプで新しい会話、それもボイス付きで聞けるようになる…というものです。ですので、本編だとなかなか聞く機会がないようなことを話せたらいいなと考えてシナリオを作っています。

――それは非常に楽しみです!

安西 さらに複数のキャラクターの組み合わせで、それぞれ親密度が達していれば3人会話が発生するようになっています。

――いろいろなキャラを使ってたくさんプレイしなくちゃいけないですね!

安西 そうです。会話を探してくださいっていう感じですね。ネタバレにならないように伏せるのですが、ある3人の会話で、この人そんなことができるんだ!って意外な一面を知って、私も驚きました。

――確かにそういう細かなところは、本編ではなかなか語られないですからね。

安西 そうなんですよ。新しいセリフをボイス付きで聞けるとうれしいですよね。好きなキャラクターとの会話、やり取りを楽しんでもらえたらうれしいです。

――あとは新コンテンツだと、報酬も気になります。

安西 やはり新コンテンツの報酬は、主人公の強化になるものにしたい。例えばヒューザが好きな冒険者にとって、なにが欲しいかと考えたときに…ヒューザが来てくれて攻撃してくれるのが、一番嬉しいよねって思ったんです! すごくわかりやすく、その楽しさを実現したい。そこで装備すると主人公のパラメータが上がり、なおかつキャラクターを召喚できるとくぎを備えた装備品を検討していたのですが、『DQウォーク』の「こころ」ってピッタリだよねって意見がありまして。『DQウォーク』チームに、こういう風に使っていいですかという相談をしたところ、快く承諾していただけました。好きなキャラクターから、その人の「こころ」をもらえたらすごく嬉しいですよね。

――これまでの『DQXオンライン』にはないものなので非常に楽しみです!

安西 中身的には必殺技をイメージしてもらうのがいいですが、すごく強力です。でもそれ以上に、例えばヒューザを呼べるというのが嬉しいと思うので、ヒューザが好きな人ならどんな職業でも装備したいじゃないですか。なので全職業全キャラ装備できるようにしました。でもそうなると、僧侶にこんなに火力があってよいのかとか、バトマスに蘇生能力を持たせてよいのかとか…バランス調整が大変です。とは言え、弱い性能にはしたくないので。ヒヤヒヤしてるところではありますね。でもすごくいいものです。例えばヴァレリアなら凍らせるよね、イルーシャだったら回復してくれるよねと、かなりキャラのイメージに合わせていますので、期待してもらいたいと思います。

■モンスターバトルロードのフリーバッジ!

――モンスターバトルロードに新たにアナザーモードが加わります。やはり外に持ち出せる「フリーバッジ」が非常に嬉しいです。

安西 冒険者のみなさんから、バッジを外に持っていきたいという要望はずっとありました。それをなんとか実現させました。バッジはモンスターバトルロードの中だけで使う前提で作っているので、むちゃくちゃ強いんですよ。どうしたら実現できるのかを考えたら、外に持ち出すバッジを全部作り直せばいい…ということになりました。

――言わばなかまモンスターの新装備ですよね。組み合わせが多くて大変だったのでは…?

安西 そうなんですよ。ですが、なんとか実現できました。特にフリーバッジは組み合わせもあるので、本当にここまで時間がかかったというのが正直なところですね。バージョン7.0でやると照準を合わせて、そこまでに必要ななかまモンスター強化をバージョン6.5前期と後期でやりました。申し訳ないですが、一部やり過ぎたところがあってそこは調整させてもらいました。

――お2人のおすすめのなかまモンスターを教えてください。

安西 フリーバッジを装備して楽しいなと思ったのは、リザードマンですかね。バージョン6.5後期でフォースブレイクが使えるようになったので、フリーバッジでいろいろな強化のしがいがあります。あとは同じく前衛のいたずらもぐらも、いろんなフリーバッジを使っていて楽しいですね。

青山 私はいつも使っているたけやりへいに期待しています。どう強化できるのか、楽しみにしています。たけやりへいに、また注目が集まって欲しいですね。

――なかまモンスターが強化されて、どう使って欲しいですか?

安西 フリーバッジを装備すると、正直サポートなかまより強いと思います。サポートなかまを毎回3人雇い直すのも大変だと思うので、しばらくはなかまモンスターを1体パーティに入れて欲しいです。とはいえ、冒険者のみなさんが強化されると、どこかのタイミングでまたサポートなかまがなかまモンスターを追い越すと思います。でもまたしばらくしたら、なかまモンスターを強化しようと思っているので、そこで切磋琢磨(笑)していくような感じになれればと! フリーバッジを作るにあたって、いろいろななかまモンスターを使ってもらえるきっかけになればと思いましたので、この子は防衛軍だったらすごく強いよね、この子は万魔だとすごく強いよねと、場面ごとに輝くよう意識して作ったつもりです。それに職業との組み合わせ、例えばガーディアンだったら光属性を下げるスライムナイトとの相性がいい、みたいに考えて作っています。本当にいろいろなおもしろい使いかたがあるんじゃないかと思います。僕らが予想できなかった、フリーバッジの組み合わせを発見して欲しいですね!

© ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX

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