2018/07/16 00:00
「モンスターハンター:ワールド 狩猟感謝祭2018」狩王決定戦 優勝・準優勝チーム&開発陣インタビュー!
7月15日に開催された、『モンスターハンターワールド 狩猟感謝祭2018』の狩王決勝大会にて、日本最速ハンターが決定! 優勝・準優勝チームと開発陣へのインタビューをお届けする。
決勝大会の模様は公式生放送のアーカイブから視聴可能だ。


優勝チーム AGent(東京大会2位)


『モンスタハンタークロス』の優勝者George選手(写真左)と、『モンスタハンターダブルクロス』の優勝者ああああ選手(写真右)によるチーム。George選手は狩王返り咲き、ああああ選手は二連覇達成である。約束された実力を持つ、絶対強者。
今回の決勝大会では準決勝でミスがあったものの、決勝戦では3匹の古龍にほとんど何もさせずに討伐するという、ひるみや気絶を正確に管理した繊細な攻略が見事であった。特にクシャルダオラを完封した立ち回りは必見である。

──すごくきれいに決まった決勝戦でした。100点満点のできでしたか?

George選手 でも、ネルギガンテがちょっと…。

ああああ選手 ネルギガンテが80点として、クシャルダオラは100点。

George選手 あれは文句ないよね。

ああああ選手 完璧でした。自分のやりたいことをやれたので。

──準決勝は古代樹の森でのクエストという、闘技場以外での大会クエストはシリーズ初となりましたが、最初発表されたときどう思いましたか?

ああああ選手 ヤバイぞ、ヤバイぞこれ(笑)

George選手 ヤバイ以外の言葉が出てこないですね(笑)

ああああ選手 練習でもヤバかったです。

George選手 練習時間の6~7割をイビルジョーに費やすつもりだったのですが、ほとんど古代樹の森をやってました。

ああああ選手 古代樹の森が6割になっちゃいました。

George選手 ベストタイムは3分59秒くらいだったかな? 本番は結構ミスりましたね、私が。

ああああ選手 ステージ上でも「ミスると思わなかった」って言いました。

George選手 「気をつけるぞ!」って言ってたところでミスったので…。

──具体的にはどの部分をミスってしまったのでしょうか。

George選手 本来はリオレウスにはじけクルミを当てて走ってきたら、眠り投げナイフを当てながら特定の場所まで誘導して、飛んでいるリオレウスに最後の眠り投げナイフを当てて眠らせて落とす、という流れでした。でも、実際はリオレウスに離れすぎちゃって、相手の視界から外れちゃったんです。それで自分の方にすぐ飛んでこず失敗しました。もう1つは、アンジャナフに乗って、捕縛(※山猫族の大ツタホバク)がかかるところで、本来は何もせずじっと捕縛するのを待つだけだったんです。でも、間違えてナイフでザクザクしちゃって…。場所がズレちゃったんです。

ああああ選手 ザクザクするとひるみがはいっちゃうんですよ。本当は怒り移行だけとって、その間に捕縛が入るっていう流れでした。

George選手 そのせいで捕縛が入るまでに時間がかかってしまって。ほんとにもうダメだと思ったよね。

ああああ選手 なんとか命拾いしました。

──1回戦のイビルジョーはどうでしたか?

George選手 100点とは言えないですが…。

ああああ選手 ちょっと残念でした。

George選手 最初に座った席で操作遅延があったので、席を変えてもらったということがあったのですが、作戦の流れ通りにはできました。ちょこちょこ弱点を狙う精度が悪かったのですが。

ああああ選手 細かい部分でズレがあったので、火力が少し足りなかったんですよ。

George選手 最後思ったところで終わらなくて、少し焦ったよね。

ああああ選手 「あ、終わった」って思いました。テレビとかロード時間とか、どうしても普段練習している環境と違うので、体感でいろいろ合わなかったりします。

──もし次回大会があるとしたら、またこのチームでいきますか?

George選手 どうしましょうかねえ~。

ああああ選手 彼は固定の相方が基本いるんですよ。

George選手 今回は相方が出なかったので、相方探しをして、ああああ君を捕まえたという感じで。またそこ次第ですかね。

ああああ選手 自分は他にそんな出たい人がいなくて…。勝ちにいく、っていううえで相方を探すのは、まあまあ難しいかもしれないです。

──最後に優勝できたお気持ちを!

George選手 ここまで練習してきて、それが叶って、ほんとにうれしいです。気持ちよかったです!

ああああ選手 決勝クエストがうまくいったので、それがほんとによかったです。去年決勝クエストだいぶグダグダだったんですよ。でも拾えて、みたいな優勝だったので、最後うまくやれたのがよかったですね。気持ちよく終われました! 

準優勝チーム ハーゲンキャッツ(名古屋大会1位)


☆黒猫☆選手(写真左)とmono選手(写真右)によるチーム。準決勝のクエストでは採取アイテム、自然の罠、スリンガー、縄張り争いなどをフルに活用し、実に練り込まれた作戦で会場を大いに沸かせた。

──準決勝の古代樹の森のクエストはいかがでしたか?

mono選手 練習がめちゃくちゃ大変でした。最初の頃の方は何も考えられませんでした。

──唯一ランスとランスの組み合わせでしたが、他のチームが使っていた弓や片手剣の選択は考えてましたか?

mono選手 弓はあまり考えてなかったです。壁撃ち(※駆け上がり射撃)がうまくいくかなあ、とイメージが付かなかったので。片手は…候補にはありましたが、ちょっと難しい部分があったので。

──練習の比率的には、どこを一番優先しましたか?

mono選手 イビルジョーです。1回戦勝たないと映らない可能性もあるので、そこは行きたいなと思っていたので。でも練習は400頭くらいで、あまり時間がとれなかったんです。

──そのイビルジョーは本番どうでしたか?

mono選手 う~ん、ギリギリかな…? 5位とたぶん僅差なんじゃないかなあ。正直5位かなと思ってたので、びっくりして。まさか勝てるとは思ってなかったですね。練習の時とは1秒くらいしかタイムの違いはありませんでした。

──決勝戦はクシャルダオラに飛ばれてしまったのが残念だったかと思います。

mono選手 飛ばさずにいけるのは、確率的には6~7割くらいですかね…。あまり練習できなかったというのがやはり痛かったです。

──もし次の大会があったら出場されますか?

mono選手 そういうのはあまり考えていないかな…。

☆黒猫☆ 次のことはぜんぜん考えてないですね、今は。

──最後に今の心境をお願いします。

mono選手 じゅうぶん満足できた結果かなと思います。

☆黒猫☆ 決勝戦まで行くのが目標だったので、それを達成できてうれしかったです。 

開発陣インタビュー


最後に、辻本良三プロデューサー、藤岡要エグゼクティブ・ディレクター/アートディレクター、徳田優也ディレクターへのイベントを終えた後の感想などを伺った。

──狩猟感謝祭を終えていかがでしたか?

辻本 今回久しぶりに大きな会場で、感謝祭という形で行わせてもらいました。据え置き機として大きなイベントというのも久々だったので、どれくらいの人が集まってくれるのか、というのはありました。蓋を開けてみれば、この暑い中、こんなに大勢のハンターさんが駆けつけてくれて。本当にいいイベントになったのでうれしいです。

──『ファイナルファンタジーXIV』の吉田直樹プロデューサーとのステージイベントも盛り上がりましたね。

辻本 はははは(笑)

藤岡 話足りないくらいね(笑)

辻本 あれでも無理やり巻きましたからね! トークは。実はもうちょっとあったんですけどね。あのままいくとステージが終わらないので。

──「ベヒーモス」も無事討伐成功ということで。

徳田 いけましたねえ~。あれはほんとに成し遂げた感が…! 最後プロデューサー2人逃げてましたからね!(笑)

辻本 隠れてた(笑)

徳田 ダメージ与えないと討伐できませんから!(笑)

──でもそのおかげで3落ちは免れました。

辻本 そうです! あれが作戦です!

藤岡 (笑) いいプレゼンできたかな、と思います。

──狩王の決勝大会はいかがでしたか?

徳田 特に準決勝が古代樹の森をフィールドにするということで、どう料理してくれるかというのは期待半分心配半分だったんですけど。ほんとにこっちが想定している通りというか、それ以上のすばらしいプレイを。生態系を利用した、マップを利用したハンティングをしてくれたので、もう大満足でしたね(ニッコリ)

一同 (笑)

辻本 爆弾の使い方とかもね。両方にダメージか、なるほどって。

徳田 ランスはダメージを出しにくいのですが、それをフォローするために、ああいう立ち回りをしているというのは、本当にすばらしい戦略とプレイスキルだなと思いました。

藤岡 そこまで考えてくれるのがね。そういう考えられる幅を持ってデザインはしてるつもりなんですけど、そこに付き合ってくれたっていうのが僕たちもちょっと予想外…。予想外というか、なってほしいというのはあったけど、どこまでやってもらえるかわからなかったので。選手の皆さんにすごい感謝ですね。

──他の決勝クエストでも、はじけクルミや地形を使った戦略がありましたね。

藤岡 ある時期くらいから、そういう部分を取り込んで戦略を練ってくれるチームが増えてきてくれましたね。

徳田 地方大会を回っていくなかで、ユーザーのプレイスタイル自体も進化してくのが感じられました。

──今後もしまた大会が開催される場合、闘技場以外のフィールドがクエストとなる場合もあるのでしょうか。

徳田 タイトルのコンセプトによるかと思います。『モンハンワールド』の場合は、フィールドを使った狩りのおもしろみをコンセプトにしていたので、今回準決勝で古代樹の森をフィールドにしました。

藤岡 可能性の1つは見れたかなと思うので。今後もしこういう大会を開くときに、いろんな考え方ができるようになったかなというのはあります。

徳田 本当に作るの大変なんですけどね…(笑) 特殊仕様の塊なので、「これほんとにやります?」って何回も言われましたけど。「絶対盛り上がるからやろう!」ということで。それで実際盛り上がらなかったら、すごく危ないところだったんですけど…(笑)

藤岡 チームにも言いやすくなったよね(笑)

──現在、日本だけでなく海外でも大会が始まりましたが、今後各国代表による世界大会の予定はあるのでしょうか?

辻本 ワールドワイドな大会をやりたいという気持ちは正直あります。ただ、しっかりこちらも準備した形で大会運営をしないと、何百時間も割いてプレイしてくたプレイヤーの方に失礼なので、そういう環境ができるかどうかというのを手探りでやっている部分があります。今それでアジアをやって、今後北米もあるんですけど、そこから各国のレギュレーションなど、体制を整えていっています。最終的にはワールドワイドな大会をやりたいとは思っていますね。

──先日発売日が発表された、PC版の大会の予定は?

辻本 考えてない…というか、そこまで考えられてないですね。PC版でやるならまたレギュレーションなどを考えてくる必要が出てくるので。ひとまず今のところはコンシューマー版だけですね。

──8月3日に配信される、ベヒーモスについて。

辻本 今作から物の後ろに隠れたりとかできるようになったので、それを戦略的にできるよう入れました(※)。ただ、モンハンユーザーの方はそれに慣れているかわからないので、予習をしていただいもらったうえで、知らない人がいたら教えてあげて、広めてほしいです。ぜひみんなの力でクリアしてほしいな、と思います。

※ベヒーモスが使うエクリプスメテオは落下したコメットの背後に隠れないと必ず力尽きてしまう)。スキル根性は無効化され、モドリ玉も使用できない。

徳田 クエストは35分の制限時間がありますので、集会エリアとかで作戦会議をしていただけるといいですね。

藤岡 お互いをフォローする感じで作戦を練らないと、プレイが安定しなかったりするので。我々は構造を知っているので、今日はあらかじめ役割を決めてプレイさせてもらいました。なんとなくやるとクリアは難しいかもしれないので、その部分は気をつけてください。

徳田 そのぶん、通常のクエストにはない楽しみ方がありますので、そこは報酬を含めて期待していただければと。

藤岡 構造を知っていても、クリアは五分五分くらいかな?

徳田 今回危なかったですよ。

辻本 やっぱ隠れてよかったじゃん。

徳田 早い(笑)。

辻本 ベヒーモスでは、合図にサイン(※メニューを開いて□ボタン)も活用してほしいですね。

徳田 ショートカットにも登録できます。

藤岡 『ファイナルファンタジー』の世界観というか、そういったものをお借りして、僕たちなりにどう表現するかというのも楽しみにしていただけたらと思います。

──最後にモンハンファンに向けてメッセージをお願いします。

辻本 対戦ゲームではなくアクションゲームでも、こういう大会をすることによって、ゲームの広がりや可能性というのをプレイヤーの方がどんどん広げてくれます。今回もその広がりを見せてくれるようなプレイをしていただけました。毎回言ってますけど、プレイヤーが主人公の大会でありイベントです。まだ観ていない方はぜひアーカイブで、『モンスターハンター』の可能性というのをぜひ観ていただきたいですね。

☆編集後記☆
今年もすばらしい狩りを見せてくれました。あまりのすごさに、口から「すごい」しか感想が出てこなくなります。特に準決勝のクエストは、Vジャンプ的にどう攻略するのか気になっていましたが、まさかあれほどとは…! 決勝クエストの完封もお見事でした。いや~~すごい! 

開発陣インタビューで「プレイヤーが広がりを見せてくれる」と語っておりましたが、まさにその通りで、大会を通じて「こんなことができたのかー!」という発見がいっぱいあり、ユーザーとしてよりゲームが楽しくなっていきます。その瞬間の感動も、今後に繋がる楽しさも与えてくれる参加選手の皆さんには感謝。

あと、準決勝について語る徳田ディレクターの顔が、満面の笑みだったのが印象的でした。
「あるものは全て使え。 周囲をつぶさに観察しろ。想像力だ」でおなじみの総司令もニッコリでしょうね。

今後、またモンハン関連のイベントや大会があることを期待したいです! あとベヒーモスめちゃくちゃ楽しみですね! 難度がかなり高そうなことを含め、ワクワクします。それでは。


クルルヤックかわいい。

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