2019/05/27 20:30
【ポケモン企業対抗戦レポート】ゲンミミオムスターデッキとジラサンUBデッキで参戦!
2019年5月26日、「ポケモン企業対抗戦」が開催。様々な業種の120社が参加し(※)、各企業2~4人1組チームで『ポケットモンスター Let's GO ピカチュウ・イーブイ』『ポケモンカードゲーム』のいずれか、もしくは両方で競い合う。会社のプライドと立場をかけた、激しい企業間対決が勃発したのであった。

※当日4社が欠席


参加人数は400人以上! 会場の2階ぶん貸し切って行われた。

前回は不参加だったVジャンプも「集英社」として今回は出場。Vジャンプ編集部ポケモン担当アイカワと、ポケモン取材担当スタッフのブラッキーミヤザワの2人だ。とは言えこの2人、お恥ずかしいが実戦に関しては経験不足なのである。一応アイカワはTCG慣れしているのだが、ミヤザワの方はポケモンが大好きでカードはいっぱい持っているくらいしかない。アイカワはゲームとカードゲームの両方、ミヤザワはカードゲームのみで参戦。

まずは2人が用意したデッキを紹介しよう。

【アイカワデッキ】ゲンミミオムスター


ゲンガー好きのアイカワは、ゲンガー&ミミッキュGX(通称ゲンミミ)を使ったデッキを作成。オムスターの特性で手札からグッズを出させなくさせ、手札がたまっているところを「ポルターガイスト」で大ダメージを狙っていく型だ。手札が少なくなった相手には、ロケット団のいやがらせびっくりボックスで無理やり手札を増やさせる。
レインボーエネルギー2枚は、苦手なフーパ(特性でポケモンGXからの攻撃を無効化)をオムスターで攻撃できるようにするため。フーパは闘が弱点なので、「かみつく」で攻撃すれば1撃で倒せる。

【ミヤザワデッキ】ジラサンUB


ミヤザワはジラーチ+サンダー+ウルトラビースト(通称ジラサンUB)の組み合わせ。定番であるジラーチとサンダーをメインに、特定のサイド枚数で力を発揮するウルトラビーストと、環境デッキの対策となるポケモンを1枚ずつ投入している。ご覧の通り、かなり枠がカツカツ。ジラサンUBにした理由は「サイドの数によって出すUBを変える動かし方が楽しいから」。
このデッキ構築に関しては、大会の前日に訪れたポケモンカードステーションで出会った方々から多大な助言をもらい、最終的にミヤザワが以下の3枚を調整した。(佐藤さん、春雨さん、絡刻さんありがとう! ちょっと変えちゃってごめんなさい…)

変更前:フェローチェ&マッシブーンGX、ハイパーボール、ポケモン通信
変更後:サンダー、カミツルギ、エリカのおもてなし


この3枚を変えるべきかどうかは、出発直前まで悩んだ。吉と出るか凶と出るか大凶と出るか…。

■気分はギーマ! メダルを賭けて戦う!
参加者はそれぞれ用意されたメダルを勝負時に1枚以上賭け、勝った方が総取りするというルール。対戦はバトルロワイヤル形式で一斉に行われ、メダルが0枚になった選手はドロップアウトする。最終的に獲得したメダルの総数が多いチームが優勝だ。

賭ける毎数はどちらも同じ枚数になるので(双方の合意は必要)、大量に賭ければ一発逆転もできるし、一気に転落することもある。勝利数=順位ではないのだ。
メダルの初期枚数はチーム数が2人は7枚、3人は6枚、4人は5枚。そのためチームの人数が多いほど初期のメダル数も増え、対戦回数もこなせるため有利となる。

なので、実力も人数も足りていないVジャンプは、始まる前から終わっていたとも言えなくもない。それでもなるべく善戦し、あわよくば大量賭けに連続して勝利してワンチャン上位入賞あるかもしれない。そんなカミツルギのように薄い期待を胸に抱いた。


↑の袋に入っているのが無色エネルギー型のメダル。また、「カードを初めて1年未満」の人はモンスターボールのシール、それ以上の人はスーパーボールのシールを付けて目印にした。

■この空気…ガチだな!?
「企業対抗戦」と聞いて、勝手にピシッとした印象を抱いていたが、実際は普通の大会とほとんど変わらない雰囲気。企業に所属しているガチのカードゲーマーが集結している──当たり前か。メディア対抗戦とはすごみが違うな…。ミヤザワの胃がキリキリと痛み出す。
だが以外にも、会場のほとんどは「初めて1年以内のプレイヤー」である。しかし我々の1年と彼らの1年の重みは相当違うだろうなと、戦いが始まる前から感じていた。


参加者は全体的に若めの人が多い印象で、ほとんどが男性であった。新卒社員の人も多いのだろうか。

対戦のマッチングは特になく、選手たちが自由に声をかけあって対戦を行った。例えば賭ける枚数を先に指定して同意した人と、名刺を見てから声をかける人、ポケモンらしく目が合った者同士などなど。
そして対戦前には必ず名刺交換が行われる。これぞ企業対抗戦の醍醐味。

大会は前半戦2時間、後半戦2時間の計4時間行われた。

■ワンチャン? なかったよ
もう結果をパパッとお伝えしよう。

アイカワ:1勝2敗(うち1敗は『ピカ・ブイ』)※
ミヤザワ:2勝4敗

最終結果:80位/120社中 メダル10枚


※アイカワは都合により途中で離脱したため、対戦数が少なかった。

惨敗。この体たらくよ。なんと情けないことか。今この記事を書いている間もミヤザワは正直気持ちが沈んでいる。カードステーションで出会った皆さんにも申し訳ない気持ちでいっぱいだ。

■反省文を書きました
ここから少しミヤザワの反省点です。

対戦相手のデッキ
1戦目:ピカチュウ&ゼクロムGX 負け
2戦目:サンダー&フリーザ&ファイヤーGX 負け
3戦目:エンニュートHAND 負け
4戦目:サーナイト&ニンフィアGX 負け
5戦目:ガブリアス&ギラティナGX+ミュウツーGX 勝ち
5戦目:ケルディオGX&ヌオー&フリーザ 勝ち

どうやらレシリザ(レシラム&リザードンGX)の使用者が一番多かったようだが、自分は一度も当たらなかった。サナニンフ(サーナイト&ニンフィアGX)も結構多かったように思う。
前述のカードステーションでアドバイスくれた方から「レシリザ、サナニンフ、HANDがきつめです。特にHANDはリセットスタンプ2枚ないと勝ち目ないかも。でもいないかな?」と言われていたのだが、当たりましたね…。HANDに関してはこれまで対戦したことがなく、自分の警戒不足も大きかった。

反省点はめいいっぱいあるのだが、やはり一番は判断力の弱さ。「相手がこのデッキのとき、この場面のときはこうしよう」という判断がうまく機能しなかった。やはり圧倒的に場数が足りていない。後は必要なときに対策ポケモンを持ってこれなかったり、出し忘れたりしたのも致命的だった。相手のマーシャドー、ジャッジマン、リセットスタンプもだいぶ痛手に。特にリセットスタンプは勝ち筋が崩壊してしまった。

結局入れ替えた3枚についてもやはり判断が正しかったか悩ましいところ。特にフェロマッシでビーストゲーム打ちたかった場面は何度かあった(うまく決められるかは別にして)。ただ、結果論ではあるし、カミツルギもしっかり活躍してくれた場面はあったので、少ない対戦数では判断がつけにくい。それにサンダーは2枚でもいけたのかどうかも判断できず。ううむ、やはり事前練習が足りなかった。


デデンネ大好きブラッキーミヤザワ、未開封で保存していたゆるっとピカチュウ&デデンネのスリーブを解禁して気合を入れ、「デデンネよ、導いてくれ」と願い続けたが(デデンネ入ってないけど)、“徳”が足りていなかった模様。プレイマットは前日に発売したばかりの村田雄介先生イラストのもの。個人的にも集英社的にもこれは使いたい。白黒コミック柄がいままでにない感じでお気に入り。


アイカワは配信卓でファミ通ライターの竹内白州氏と対戦。竹内氏はガチのポケモン勢であり、この大会も『ピカ・ブイ』をメインで戦いにきたのである。
実質【ファミ通 VS Vジャンプ】のメディア対決は、竹内氏の「からげんき」メルメタルの活躍により圧倒的敗北に終わった。アイカワの見せ場なし。
余談だが、以前『第2回Splatoon甲子園』でファミ通チーム VS Vジャンプチームによる『Splatoo2』エキシビションマッチが行われのだが、その時も敗北している。


そして企業対抗戦の優勝はメダル58枚を獲得したUUUM! おめでとうございます! 後で聞いた話によると、1人の選手が25枚賭けに勝利して一気に50枚にしたらしい。なんという勝負師……っ!!
表彰式にはゲームフリークの増田順一氏も登場し、表彰状を受け取った選手が歓喜のあまり泣き出す場面には会場も泣いた。

無残な結果となったVジャンプであったが、なじみのある企業の方、Vジャンプと関わりのあるゲームメーカーの方などと対戦できるのは貴重であり楽しい時間であった。心残りは、自分の弱さだけだ。次回もあればまた参戦したいように思う。今度は足を引っ張っても大丈夫なくらい強い人を入れた4人で──。

■懇親会でエキシビションマッチや他社との交流
企業対抗戦が終わった後、別の会場で懇親会が開催。いい景色とおいしい食事を味わいながら、談笑やカード対戦に参加者は勤しんだ。また、上位入賞チームとゲストによるエキシビションマッチも行われた。



懇親会の場で最終結果も発表された。Vジャンプとも対戦したセガ・インタラクティブは、途中までは1位だったものの、大賭けはせずこつこつ貯金していた作戦が結果的に逆転される要因になってしまったようだ。

エキシビションマッチ後、クリーチャーズの井上学氏に遭遇。ご挨拶かたがた「フェロマッシかカミツルギかすごい悩んで…」とボヤいたところ、「そこは難しいところですが、どっちか迷ったら、とりあえずHPが高い方がいいですね。困った時に耐えてくれる場合があるので」とご助言をいただけた。「やはりフェロマッシだったかな…」とつぶやくと、「でも好きなの使うのが一番いいですよ」と付け加えてくれた。好き…デデンネ…!!

そして石原恒和社長にご挨拶させていただいた際、集英社が80位という結果を目にしてくれていて、「2人なのに結構順位が上だったね」と労っていただけました。涙。負け数は多いので、ただちまちま1枚ずつ賭けててしぶとく生き残ったみたいなものでしたが。

■ポニータ石井氏に突撃インタビュー
懇親会も終わり、参加者を見送るポニータ石井氏に、企業対抗戦の感想と5月31日に発売する拡張パック「ミラクルツイン」の注目カードについて聞いてみた。


珍しくスーツ姿のポニータ氏。しかし革靴を履き忘れてくるというミス(普段スーツ着ない人あるあるである)をし、当日探しに走るも結局店が開いてなくそのままスニーカーというエピソードもあったよ。

ポニータ石井 前回よりもたくさんの方にお集まりいただいて、非常に盛り上がりました。名刺交換でどちらが目下に出す(※1)のかというところも醍醐味なので、今回もそれが見れて楽しかったです。ポケカがこれだけ皆さんに愛されていることが、よりわかりました。僕もがんばっていかなきゃという思いを強くしましたね。

『ピカ・ブイ』部門でミュウツーが活躍しましたけど、「ミラクルツイン」でミュウツー&ミュウGXが出てまた盛り上がってくると思います。最近の環境だとレシラム&リザードンGXが強いですが、そこがまたガラッと変わるかもしれませんね。楽しみです。

ミュウツー&ミュウGX以外で注目のカードだと…めっちゃ迷いますが…個人的には、マニューラGXです! 悪タイプの環境がだいぶ変わると思います。「ミラクルツイン」のカードと組み合わせても強いですし、ダークライGXやガオガエンGXと組み合わせるなど、幅広く活躍させられます。あと悪タイプにはフーパもいますからね、なんだかんだで悪バレット(※2)も強いんじゃないかなと思いますよ。

※1 目下に出す:名刺交換は「目下の人から先に名刺を下にして出し、目上の人が先に受け取る」のがビジネスマナーとされている。しかし今回のようにビジネス関係ではない者同士だと、下の取り合いや判断に困ることも。
※2 バレット:特定のデッキ対策のために入れるカードや戦術のこと。もとは英語で効果的な対策という意味としても使われる、「シルバーバレット(銀弾)」から来ている。銀弾は悪魔に有効という伝承から。


マニューラGXはスターターセット TAG TEAM GX 「ブラッキー&ダークライGX」に2枚封入!

ミヤザワはマニューラも好きなので(ゲームの方でよく使っていた)、次の環境は悪を握りたいと思っている。

さて、6月8日(土)と9日(日)には幕張メッセで、いよいよ「ポケモンジャパンチャンピオンシップス2019」が開催!
ゲームとカードゲームの日本最強を決める戦いだ。9日には大会出場者以外も参加できるサイドイベントが行われるので、今回もそちらで遊んでみたい。その時までに新しいデッキを作って少しは立ち回りを改善しておこう。

皆さんと、ポケモンカードステーションやイベント会場でお会いできたらよいなと思っています。それでは!

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